私立大学を受験するのに、
①いわゆる 大学ごとの3科目入試(文系なら英・国・選択、理系なら英・数・選択)
がメインとなることは、2021年度も大きく変わるわけではありません。
(ただし一部の大学では、大学ごとの入試+共通テストで4科目目の受験が要求される場合もあります。あくまで例外的ですが念の為。)
(例:早稲田大学政治経済学部)
また、
➁共通テスト(従来のセンター試験)を3科目受験
で、いい得点ならば、①の大学ごとの3科目入試を受験しなくても合格できる大学(MARCHを中心に)がほとんど、
ということについても、2021年度も同様です。
(ただし、一部の難関私大では➁の共通テストで4~6科目でないと合格できない(例:早稲田大学)ところもあります。)
(また、②の共通テストで合格させることをそもそもやっていない(例:慶應義塾大学))ところもあります。)
そこで、私大受験者であっても①にあわせて➁の準備をする人が多いわけです。
①では英語のリスニングの出題がない大学がほとんど(4技能検定方式など特殊なもの以外は)ですから、
英語のリスニングだけは、②の共通テストにむけて、そのために勉強することになります。
ここも従来と大きく変わりありません。
さて、2021年度の共通テストはいろいろ見送り事項がありましたが、唯一大きな変更となる点は、
リーディング:リスニングの配点が100:100になることです。
(2020年度までは200:50でした。)
厳密には各大学が得点科するタイミングでリーディングとリスニングの配点を独自に変えても良いことにはなっていますが、
今年になって、各大学が発表した配点では、以下のようになりました。
リーディング:リスニングの配点が均等(1:1)の大学は…
◆上智大学
◆立教大学
◆青山大学
◆学習院大学(2021年度から新規に共通テスト利用を開始)
(ただし、明治大学の情報コミュニケーション学部と農学部の理系学科は例外)
です。
リスニングが従来より大事になりますので注意しましょう。
では、1:1でないところは、どこか?
リスニングができなくても配点の限りなく低い学部はMARCHにあるのか?
次回それについて簡単にまとめます。