一番無駄な時間
受験生にとって一番無駄な時間とはどのような時間でしょうか?
私は“悩んでいる時間”だと思います。
悩んでいるといっても「この問題の正解は何だろう。」と悩んでいる時間ではありません。
私が言いたいのは、
「このままで合格できるだろうか?」「滑り止めはここまでで大丈夫だろうか?」
というような不安に侵されながら悩んでいる時間のことです。
このような時間は受験生にとって最も無駄な時間です。
勉強時間・睡眠時間を減らすだけでなく、自分の精神を不安定にさせます。
ではどうすれば悩まずにすむでしょうか?
答えは、勉強することです。
不安になったら勉強する。
こうすることで少なくともだらだらうじうじと悩んでいる時間を過ごすことは無くなります。
これだけでも心はだいぶ楽になると思います。
人にもよるとは思いますが、受験成功のカギのひとつは精神を健康に保つことです。
焦ったり悩んだりしていては解ける問題も解けなくなってしまいます。
受験生の皆さんにはそんな“悩まない”生活を送ってもらえれば良いなと思います。
継続できるかどうか
早稲田大学をはじめとする第一志望大学に行けるかどうかは、
受験生生活一年間を通して継続的に勉強できるかだと僕は思う。
自分自身の浪人一年間を振り返ってみると、
自分も含め毎日継続的に勉強している人が最後に合格していると感じる。
以下では辛い一年間を継続的に勉強できるよう僕が気を付けていたことを紹介する。
- 生活習慣を整える
毎日三食きっちり食べること、寝る時間と起きる時間をアバウトでも決めておき、目覚ましをかけるなど(ちなみに僕は夜12時に寝て朝5時半に起きてその日の予習や、英文を読んでいた)
- 適度に息抜きはする
適度に息抜きは絶対必要だと思う。僕はテストの後は好きなお菓子をたくさん食べたり、夏には映画を見に行ったりした。ただし、あらかじめに息抜きをする時間は決めておくべき、でないとただのダレに変わってしまう。
- 周りと切磋琢磨できる環境づくり
ワセヨビの大きな特徴として、生徒が少人数で皆が早稲田志望であるところだと思う。その点で、同じ目標を持った仲間と一緒に頑張れる環境があると言える。ただ仲間といってもお互い足の引っ張り合いになるケースがあるため、注意すべきである。僕は仲間とうまい距離感を保ちながら過ごせたと思う。友達付き合いも大切だが、今自分が予備校に通っている目的を思い出そう!
- 短期的な目標を掲げ、大体の計画を立てよう
一年間を通して常に高いモチベーションで勉強するには短期的な目標をもつことが不可欠であると思うし、僕は、短期的な目標を持たないと絶対やってられなかった。僕の場合は、アチーブメントテスト(校内模試)で常に上位をキープすることだった。
イッキに覚える勉強法
1日に大量の情報を頭に詰めこむ、このような勉強法は正しいでしょうか?
多くの人が正しくないと答えるでしょう。
私もそう思います。
毎日コツコツと地道に勉強する方が記憶に残りやすく、効率の良い勉強方法であると言えるでしょう。
ですが時にはイッキに覚えてしまった方が楽な場合もあると思います。
例えば日本史でいうと、内閣総理大臣の順番です。私は歴代内閣総理大臣の名前と順番を、頭文字をすべて暗記するという方法で覚えました。その際、何日もかけて少しずつ覚えるには気が遠すぎたので1日ですべて覚えてしまおうと思いました。ここではその具体的な方法を紹介したいと思います。
① 限界まで短期記憶に入れる
まず自分が何も見ないで言えるギリギリまで暗記します。なんとなく区切りが良いところまででも構いません。
② とにかく復習する
先ほど覚えた部分をスラスラといえるようになるまで復習します。この時、インターバルをあけてもきちんと覚えていることを確認し、覚えていてもきちんと復習をしましょう。
③ ①の続きを覚える
また自分の限界まで覚えます。
④ これをすべて覚えるまで繰り返す。
ポイントはきちんとインターバルを置いて復習をおこなうことです。
今日覚えたことは絶対に忘れないという風にその日のうちに、そしてまたその次の日も何回も復習しましょう。
きちんと覚えられていれば復習は数分で終わります。
総理大臣の順序と名前に限らず、戦国大名の位置と名前など関連性はあるけど覚えることが多い分野はこのようにやった方が私はうまくいきました。
効率がいいと言われている勉強法を行うのはもちろん良いことですが、自分に合った勉強法も探してみてはいかがでしょうか?