長い受験生活を終えた生徒にこの言葉を送りたい。

お疲れ様。

受験の結果に満足した人も、そうでない人もいると思う。

自分の人生を彩るための準備期間は、長くて辛くて、困難や壁の沢山ある、暗いトンネルのようなものだっただろう。

でも、自分と向き合い、立ち向かった姿は本当にカッコいい。長い期間努力をして、恐怖と戦い続けた。

その経験をした生徒達に、

お疲れ様。

と言いたい。

もう君たちは、どんなことがあっても大丈夫。

成功していなかったとしても、努力した経験、失敗した経験は全て無駄じゃない。

その期間、君は成長しているんだから。

過去の自分と比べて、劣っていることは何一つない。

過去を悔いず、過去を生かせ

私の浪人時代に、恩師が送ってくれた言葉だ。

自分の人生を顧みると、どうしても後悔したことばかり思い出してしまう。

でも、その悔しい思いをバネに、今も、これから先も、頑張ることができる。

そんな言葉だと私は感じた。

受験の結果は、ゴールじゃない。

また新しいスタートラインに立ったんだよ。

君たちなら、将来の自分を楽しく思い描ける。

そして、期待以上のものに沢山出会うよ。

でも覚悟して欲しい。

この受験生活を無駄にしないで。自分の人生を輝けるものにして欲しい。

大丈夫、君たちならどこまでもいける。

センター試験

 センター試験と聞くと、現役時代のことを思い出す。

現役で受けたセンター試験の結果は、

・英語66/200

・リスニング22/50

・国語55/200←(評論文と小説だけで80分かけた挙句、解き終わらなかった。)

・数学45/200 悲惨な結果だった。

まぁ、勉強をほぼしたことが無い状態で受けたのだから仕方がないだろう、と開き直っていた。

このころに、少しだけ危機感をもって勉強を始めたが、一般受験で受かる大学はなかった。今思えば、よく浪人しようと考えたと思う。普通の人間なら大学進学を諦めるはずだ。

この時私は何を思ったのか、「人生を劇的に変えてみたい」という好奇心を抱いた。その好奇心だけに突き動かされ、浪人を決意した自分は、はたから見れば頭がおかしかっただろう。そのうえ、受験科目を数学から日本史に変えて受験勉強を始めたのだ。

そんな自分でも、早稲田に行けた。努力は裏切らなかった。早稲田大学に進学して何かが変わったわけではなかったが、浪人時代の経験が、私のすべてを変えたのだった。今浪人している人は、今、その自分が変わりつつある時だ。どれだけのことをできたかで、未来の自分が変わる。悔いが残らないように、未来に新しい輝いた自分がいることを信じて、進んでほしい。

今頑張っている受験生へ

私は浪人生のときによく(毎日ではなかったが)床で寝ていた。理由は寝心地が悪く、朝早く起きることができるからだ。

朝早く起床し、マックの早朝開店とともに入店し、予備校が開館するまで勉強をしていた。

21時に予備校が閉館すると、そこから地元のバーガーキングに移動し、閉店まで勉強していた。

「これだけ勉強すれば合格するだろう。」と自分に言い聞かせてただひたすらに頑張った。

眠いなんて言ってられない。

自分の人生を変えたいなら、短い浪人生活期間くらい自分に鞭打ってでも頑張ろう。

そう思って生活していた。

結果として、明治大学は不合格だったが、早稲田大学に合格することができた。

合格してしまえば、過去の自分を武勇伝としても、笑い話としても語ることができる。

朝早く起きるために床で寝ていた当時は本当に必死だったが、今となってはいい思い出だ。

浪人を馬鹿にされたり、必死に努力している姿をコケにされたりすることもあるかもしれない。

けど、成功してしまえばすべてが良い思い出になる。

過去に何があっても構わない。

春が来たら、今までのすべてが笑い話になるよ。