「効率」の意味

成績上位の生徒と、中堅クラスで伸び悩んでいる生徒では「効率」という言葉の使い方が違うように思います。

最上位の生徒は「1900の英単語をどのように効率的に覚えていくか」とか、

「学校の休み時間や電車の中などの隙間時間を何とか効率的に使えないか」ということを 考えています。

つまり、一定時間内でどれだけたくさん消化できるかを常に考えているように思います。

対して中堅から下の生徒は「1900の英単語を効率化してなんとか300くらいにならないか」とか

過去問 を持参して「本番で出題されそうなことだけ教えてほしい」といったリクエストをしたりもします。

つまり、入試に対処するための知識量ややること自体を減らそうとしてしまう人が多い気がします。

誰でも無駄な苦労はしたくないものです。

最小の努力で最大の成果を出したいと考える気持ちは理解できます。

しかし、テストに出題されそうなことだけを選んで身につけていても、それ以降の学習には必ず支障が出てきます。

そのことが見えない壁となって成績がいつまでも伸びないケースが実にたくさんあるのです。

勉強においては、一見無駄にも思える知識が重要な 意味を持っていることがよくあります。

時間にはシビアに、知識にはどん欲に取り組んでいきましょう!

青山学院大 2021入試

12/12と12/17で2021年度入試の修正点等発表されました。

基本的に【英語外部検定】スコア利用は「なし」(総合文化政策のA(メイン)方式と国際政治経済学部のB(人数の比較的少なめの)方式でのみ「出願資格」として利用)と修正されました。

一方で、【共通テスト】については、ほとんどの学部の個別学部日程(メイン入試)で(当初の発表通り)「必須」に!

(全学部入試を除くと、共通テストが必要ないのは、「経済学部」と「理工学部A(メイン)方式」および「文学部英文学科のB・C(複線入試)方式」だけになります。)

ここで注意したいのは「共通テスト必須化」によって、大学が独自に出題する「学部独自問題」が

いわゆる「英・国・選択科目」「英・数・選択科目」といったいわゆる「教科の科目試験」より

「総合問題」「小論文」(あと「外国語」)になっていることです。

国公立大の後期にイメージは近いと思います。

2021年度入試だと、上智大のパターンにも似ていると思います。

(メイン入試=共通テスト+学部独自問題)

大学や学部の「クセ」がはっきりしますので、

初年度は「サンプル問題」、次年度以降は「過去問」のチェックがカギになりますね。

もちろん、配点的には「共通テスト」で逃げ切ることが一番重要なのが、

青山学院大(や上智大)ということになるはずです!

2021年度上智大

英語民間試験活用のための「大学入試英語成績提供システム」導入の見送り・延期後の変更が上智大からも出されました。

https://www.sophia.ac.jp/jpn/admissions/gakubu_ad/2021ippan_senbatsu.html

 1.TEAPスコア利用型

 2.学部学科試験・共通テスト併用型

 3.共通テスト利用型

の3本柱は変更せず、2.3.で提出する外国語外部検定試験スコアの取り扱いが一部変更(必須→任意)となるようです。

1.のTEAPスコア利用型は、すでに実施されている方式です。

スコアをもとに外国語も細かく得点化するのが従来と変わるところです。(従来は出願資格)

3.の共通テスト利用型は、従来のセンター試験利用を上智が新規に共通テスト利用型として開始するものです。MARCHと異なり4科目(文系でも数学、理系でも国語)必要になります。

2.の学部学科試験・共通テスト併用型が一番大きな変更です。

いわゆる「メイン入試」にも(国公立大学のように)共通テスト受験が必須となります。そのうえで学部学科試験ではどちらかというと、学部学科独自の昔の上智で出ていた2次試験的な内容のものが出題されるようです。

2.と3.では外国語外部検定試験スコアがあれば有利ではあります。配点の詳細は未発表ですが、どの方式で受験してもスコアがあるほうが合格に近づくという点は、他大学以上に強調できる方式になっているので注意しましょう!