「効率」の意味
成績上位の生徒と、中堅クラスで伸び悩んでいる生徒では「効率」という言葉の使い方が違うように思います。
最上位の生徒は「1900の英単語をどのように効率的に覚えていくか」とか、
「学校の休み時間や電車の中などの隙間時間を何とか効率的に使えないか」ということを 考えています。
つまり、一定時間内でどれだけたくさん消化できるかを常に考えているように思います。
対して中堅から下の生徒は「1900の英単語を効率化してなんとか300くらいにならないか」とか
過去問 を持参して「本番で出題されそうなことだけ教えてほしい」といったリクエストをしたりもします。
つまり、入試に対処するための知識量ややること自体を減らそうとしてしまう人が多い気がします。
誰でも無駄な苦労はしたくないものです。
最小の努力で最大の成果を出したいと考える気持ちは理解できます。
しかし、テストに出題されそうなことだけを選んで身につけていても、それ以降の学習には必ず支障が出てきます。
そのことが見えない壁となって成績がいつまでも伸びないケースが実にたくさんあるのです。
勉強においては、一見無駄にも思える知識が重要な 意味を持っていることがよくあります。
時間にはシビアに、知識にはどん欲に取り組んでいきましょう!