同一大学同一試験日の併願にはご注意!

近年、私立大学の一般選抜では、様々な方式が採用されています。

その結果、併願自体はしやすくなりました。

併願をたくさんすることは、合格のチャンスを高めることができるので良いのですが。

同じ試験内容を使って併願する場合は、注意が必要です。

一番わかるやすいのが「共通テスト利用方式」。

一回受験するだけで、複数の大学に出願できるのは、大変便利なのですが…

言い換えれば、その一回の試験(共通テスト)で失敗してしまうと、

出願したほぼどの大学や学部でも不合格となりかねません。

これと同じ様に、

たとえば明治大学の「全学部入試」などは、

一回の受験で複数学部に出願できて便利ですが、

学部間の配点や合格最低点に、差がないことが多いため、

併願した学部にすべて合格するか、すべて不合格になるか、

といった結果になりかねません。

英語の外部検定利用方式と、普通の3科目入試(いわゆる一般入試)も併願できる大学が多いと思いますが、

英語以外の科目は、同一の試験結果で合否を出すところが多く(たとえば日本女子)、

英語で予想外に失敗したりうまくいったり、という場合の保険的な意味あいで受験する以外、

併願をふやしても大幅なリスクの軽減につながらないことは注意しておきましょう!