英語民間検定試験の共通テスト導入延期
今日「延期」が発表されました。
立教・上智・青山学院・早稲田などの私立大学では、
共通テスト利用方式(従来のセンター利用方式)ではない
いわゆる「メイン入試」でも、
英語民間検定試験を得点化・加点することを予定していましたが、
今後「変更」するところもありそうです。
・青山学院は「2021年度入試の変更点」が現在削除されているようですので、何らかの対応を検討しているものと考えられます。
・上智のメイン入試「学部学科試験・共通テスト併用型」は、今回延期された制度とパッケージになっていた「大学入試英語成績提供システム」の利用を前提とした方式ですので、変更がありそうです。
・「経済格差」「地域格差」などが問題になって延期となった経緯から、「メイン入試」に英語民間試験を組み込んでいる大学は変更するところも多いと思います。
「4技能利用方式」「グローバル方式」「TEAP利用方式」などの「複線入試」としては、従来通り(あるいはやや拡大しながら)実施されそうです。
「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の評価が合否につながる大学
学力の3要素のひとつとされ、2021年度から出願時に提出(入力)を求める大学が多い「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」ですが。
一般選抜(従来の一般入試)では「入学後の参考資料として利用する」が圧倒的多数ですね。
ただ、ごく少数ながら、合否に利用する大学もあるようです。
https://exam.swu.ac.jp/files/2019/09/20190925-2021nyushi.pdf
上記リンクは昭和女子大学のもの。
ボーダーライン95%~105%は、
「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」で合否が決まる訳ですから
油断できませんね。
(2021年度入試からです。)
英語外部検定試験
2021年度から立教大学では、大学独自の「英語」がなくなり、
英語の外部検定試験(英検・GTEC・TEAPなど)の成績を得点化することになります。(文学部の一部方式をのぞく)
ここで注意しなければならないのは、大学入試センターによる「大学入試英語成績提供システム」「大学入試英語成績提供システム」を経由のスコア「も」利用可能としていること。
逆に言えば、「大学入試英語成績提供システム」を経由しなくても良い訳です。
したがって、高2生でのスコアでも問題ないということです。(立教大学では、2年間遡って問題ありません)
志望大学を早めに定めながら、計画的にどの検定をいつ受検するかを決定していくことが大切になりそうです。