
お兄さん
「カウントダウンしたら
山に向かって
思いきりジャンプね!
ソレデハ イキマショー
5.4.3.2.1.バンジーーーー!!!」
わたし
「…え?飛ぶの?
ジャンプ???」
(いやいやいやいや怖すぎるでしょ…いや、でも飛べば一瞬…!)
お兄さん
「じゃもう一回?(もう一回カウントダウン?)」
わたし
「うんうん、もう一回!」
(もう一回言ってくれれば飛べそう、いや飛ぶしかない)
お兄さん
「オーケーイ
3.2.1バンジーーーーーーー!!!!!」
…
…
翔ぶ直前に見た景色と
一瞬辞めようと思った程のなんとも言えない怖さ
足が離れるまでのゾワゾワ
そして
飛び出した瞬間からビヨーンと伸びきるまでの間の
言葉にならない高揚感
ほんの2分間の出来事が
私の人生においてとても刺激的すぎて
しばらく喋り続けたくなるくらい心を持っていかれました
もともと高いところや絶叫マシーン系が好きで
「私の夢」に空を飛びたいと書くほどには空に心惹かれており。
八景島のフリーフォール 済
富士山の麓でパラグライダー 済
残すはバンジージャンプとスカイダイビング
死ぬまでにやりたいことリストに入っていて、
その中でも早めにやっておいたほうがよさそうなもの→バンジージャンプ
さすがに一人で挑む勇気はなくて
誘いに乗ってくれた友人のおかげで実現することができました。
怖かったー。
一人では無理だった。むりむり。
合流して受付を済ませて説明を聞いて、ずーっと怖い怖い言っている友達と、
現実味がなさすぎるのと高いところが好きすぎてわくわくが止まらないのとで、
謎に怖がれない私。
友達が怖がってくれるから、余計に「大丈夫大丈夫ー♪」と強気になっていったのかも。
ハーネスを装着して橋の真ん中まで歩いてゆく私たちを、そりゃーみなさん好奇の目で見ますよね(笑)
しかも足取り軽くニッコニコの私。きっとかなり変な人だと思われていたにちがいない。
私の性格上
飛ぶ直前、高さを目前にしてからじゃないと、本当に飛ぶ姿勢になったときじゃないと
、怖いって思えないだろうなと思っていました。
案の定、飛ぶ定位置に足を置き、
ツマサキチョットダシテネ

と言われて前を見た瞬間
遠いはずなのになぜか近く感じる向こう側の山と、吸い込まれるような水面
自分がどこにも接していないと感じるほど、目の前にひろがる空間、というか空白。
…
こ、こわーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
しかし淡々と進むお兄さん
ハイソレデハシンコキュー
カウントダウンシタラ
ヤマニムカッテオモイキリジャンプネ
…まてまてまて、深呼吸追い付いてないし、ちょちょちょ…!!!

飛べませんでした。
恥を忍んでTake2です。
怖すぎて流れに乗れず(笑)
やめようかと本気でおもいました。
マッッジで怖かった!
でも、即座に
今なら飛べるかも!この勢いがなかったら飛べない!
と思い直して
ジャーーーーーンプ!!!

できました🙆
飛び出してしまえばこっちのもん
ビヨーーンと伸びきるまで
悲鳴をあげつつも
もうさほど怖くはなく
爽快感と高揚感

伸びきって跳ね返るときには
もはや笑いがこみあげて
一人で爆笑していました(キモw)
なんでこんなに
バンジーしたかったのか
よーーく考えないとわからないくらい、なぜかずっと飛びたかった(笑)
終えてみて、
あの一瞬のとてつもない恐怖
未知へ踏み出す一歩
翔べたっていう達成感
極限の状態で自分が何を感じるのか、みたいな自分の奥底を自分だけが見れたような
そんな満足感で心が満たされていたのは間違いないです。
自然の中に
ぽっかり
自分だけがビヨーンと浮いていて
遠くて近いような山の緑と
目下に広がる水面と
ひろーーい空と
下からみる大きな橋
360°の自然を
その瞬間は自分だけの特等席で見ながら、胸一杯に吸い込んだ空気もめっちゃおいしかった。
なーんてかっこつけて語りたくなっちゃうほどの出来事でしたが、
翔んだだけで
スーパーマンになったわけではなく
いつもの日常に戻っただけ。
ただ、それなりに
厄というか
なにか払って
スッキリしたのは確か。
大丈夫、たいていのことはなんとかなる!

あーーーーー
爽快!!!!!!!!
高いところが苦手じゃなければ、ぜひ😊
