現役で早稲田へ合格した先輩によるアドバイス

4月になり、高校3年生の方々はついに受験をむかえますね!不安を抱えている方も多いかと思います。私自身もこの時期は自分の志望校と成績のギャップに悩み、不安な気持ちでいっぱいでした。

しかし、受験までの残り約10か月コツコツと努力すれば、必ず結果は返ってきます。諦めずに精一杯頑張りましょう!

私は去年の今の時期、ひたすら基礎的なことを勉強していた記憶があります。

具体的に、英語では、単語、文法の問題集、国語では古文単語、助動詞、現代文単語などです。基礎知識は疎かにしていると確実に足元をすくわれてしまうので、馬鹿にせず取り組むのが大切です。

そして、基礎知識の勉強は夏休みが終わるまでにある程度終わらせておくことをおすすめします。それは夏以降、演習量をどんどん増やし、赤本等に触れていく必要があるからです。

今の時期からしっかりと勉強しておくと、他の受験生よりもきっと有利になります。

またどうしても勉強のモチベーションが上がらないときは、自分の志望校を訪れてみたり、志望校に通っている先輩と話してみたりするのも良いかと思います。私自身もよく先輩にお話を伺っていました。きっとやる気が出るはずです!

最後になりますが、しっかりと睡眠時間は確保しましょう。一日の勉強を効率よく行うために睡眠は必須です。適度に休憩も取りながら頑張ってくださいね!

入試方式の違いについて

生徒から「全学部日程と個別日程の違いって何ですか?」とよく聞かれることがあります。これらの違いについて説明していきます。

<全学部日程>

全ての学部で共通の入試問題を解き、同じ日に受験できる入試方式になります。

同じ大学で複数受験したい学部・学科がある場合は、個別入試と異なり、一度の試験でまとめて受験することができ第一志望、第二志望・・・と合格の可能性が広がりやすくなります。

しかし、複数の学部・学科を一回で受験できることから受験者数が増え、倍率が高くなりやすい傾向が見られるため高得点を要します。必ず合格を確保しておきたい大学でチャレンジしてみると良いかもしれません。

<個別日程>

個別日程は学部ごとで指定された日に受験する方式になります。

一般的には1つの学部・学科で1回試験を受けるもので、同じ大学で複数の学部を狙いたいときにはその分だけ受験ができ、チャンスが多いのも特徴です。

しかし、全学部日程とは異なり受験するだけ何回も足を運ぶことになるので労力を要し、受験の日程も細かく立てて調整する必要があります。

まずは本命の大学の日程を組み込んでから、次に行きたい大学の学部・受験日などをリストアップしてみるのが良いと思います。

各日程で様々な特徴を挙げてみました。入試制度をしっかり理解して戦略を立てていきましょう!

面接試験の心構え

学校推薦型や総合型選抜ではすでに行われ始めている面接試験。一般入試でも一部課される学部があるこの試験は、いかに自分を魅力的に伝えられるかが勝負になってきます。

初対面の面接官に自身の魅力を効果的に伝えるには、話の内容とその話し方にコツがあります。

まず前者は、志望動機や入学後の抱負など、聞かれた質問に対し一貫した主張があるのか、具体例を挙げて説得力のあるストーリーになっているかを意識しましょう。

例えば、部活に注力してこういった大会で優勝しました、では面接官はあまりピンときません。実績そのものよりも、自分が努力した過程をきちんと言葉にしなければ、他の受験生たちの中に埋もれてしまいます。

部活の大会で優勝するために自分は何をしたのか、他の部員とどう協力して困難を乗り越えたか、将来にどうつなげていきたいかといった、過去・現在・未来の時間の流れを作ると分かりやすい内容になります。

そして話し方については、質問の回答内容を丸暗記するのではなく、あくまで自然に口に出るようにする練習が必要です。話すスピードがどうしても速くなったり、緊張で言葉が詰まらないように過剰に練習してしまいがちですが、それは面接試験の場合には、「作ってきた」印象を持たれてしまいます。

面接試験は尋問ではなく対話です。

対話を心がけていれば、話すスピードも安定し、好印象を与えられるはずです。

過去問は何冊くらい取り組むべきか

大学受験で合格した先輩たちはどれくらい過去問を解いたのでしょうか。

赤本のデータによると、以下のようになっているそうです。

・私立文系大学進学者

 受験した大学の平均 6校

 使用した赤本の冊数 8.6冊

・私立理系大学進学者

  受験した大学の平均  5.3校

 使用した赤本の冊数 10.5冊

上記のデータから、合格した先輩たちは実際に受験した大学の数よりも、少し多めに赤本へ取り組んでいることが多いようです。

とはいえ、あくまでも平均値です。10冊以上取り組んだ先輩もいれば3冊程度の先輩もいるので、自分の志望する大学や自分のペースに合わせて利用していきましょう。

先輩からのアドバイス!

受験学年の皆さんは後半戦に突入ですね。

つらいこの時期を乗り越えてきた先輩からのアドバイス!

「後半戦線の序盤の時期は、基礎基本に向き合える最後の期間だ!」

この時期に基礎知識が抜けている部分があることに気づけたことは入試本番で必ず活きてきます。

解き始めている過去問も、そもそもきちんと精読が出来なければ、それは多読ではなく誤読を増やしていることになります。

迷ったら解く!が大事ですが、ステップを踏んで取り組みましょう。

学問分野カタログ

日本には約800もの大学があります。

すごい数ですね!

どんな基準で選べばいいの?

大切なのは自分が何に興味を持っていて、何を学びたくて、そしてそれを学べるかです。

西船橋校で配付している「学問分野カタログ」ではどんなことが学べるのかを解説しているだけでなく、例えば、その分野に関する大学教授の研究をわかりやすくまとめた講義を紹介していたり、教授からのメッセージを読んだりすることができます。

こんなことが書いてある!と今まで知らなかった学問と出会えるかもしれません。

読んでいてとってもわくわくしてきますよ!

わくわくする学問をみつけることが進学先を考える近道になります。

是非じっくり読んでみてくださいね。

10月までに行うべきこと②

↓前回の記事の続きになります。↓

10月までに行うべきこと① – 早稲田予備校西船橋校のブログ (waseyobi.jp)

(2) 受験までの学習計画を再確認する

特に意識してほしいことは「時間」です。
受験が刻々と近づいてきている中、やるべきことが多く焦ってしまう気持ちは十分に分かります。

しかし、欲を張ってたくさん詰め込んで消化できず中途半端になってしまっては本末転倒です。自分が考えた計画が詰め込みすぎていないか、確認をしておきましょう。

大学に合格するためには満点を取る必要はありません。

完璧さを求めるより効率的に得点を伸ばせそうなところは何かを見極めて重点的に対策しておくことです。

勉強しても成績に反映しづらい苦手科目に目を向けることも勿論大事ですが、同じ時間で得点源となる分野を磨き上げるようにしてみると勉強の精度が上がっていきます。

10月までに行うべきこと①

残り2週間で10月に突入します。

校舎では共通テスト開始のカウントダウンを掲示を行っています。
それを見て本番が近づいてきているんだな~と感じるかもしれません。

10月に入ると、特に現役生は成績が上がりやすくなります。
今までの勉強の成果が発揮できるようになり、点数の伸びが実感できるかと思います。

その波に乗れるようになるためには何をしたらいいのかポイントをお伝えします。

(1)基礎固めがしっかり出来ているか

生徒へ4月の段階で「夏休みまでに基礎をしっかり固めておくこと」とよく伝えていました。
それは、これからは問題演習がメインとなり、インプットよりもアウトプットをひたすら行うからです。
一般的に大学入試で問われる内容は基礎が7~8割と言われていますが、その基礎は完成されていますか?

合格するためには基礎的な問題をいかに間違えずに解けるかがカギとなります。ライバルと差をつけるには大事なプロセスです。

基礎がしっかり出来ていない限り、難易度の高い問題や過去問を解いても太刀打ちできません。まだ終わっていない人は1学期、夏期講習のテキストを活用してもう一度復習を行ってください。

次回もお楽しみに!

得点を伸ばすカギ

模試をたくさん受ける人も多い時期ですね。

上手く利用すれば志望校合格につながるメリットが得られます。

その模試で大事なことは、ズバリ、見直しです。

見直しが命!といっても過言ではない程大事なこと。

見直しで注力すべきは、「力を出し切れれば解けた問題」です。

「時間があれば」「ミスがなければ」など、あと一歩で正解できた問題には、効率よく得点を伸ばすカギが隠されています。

模試や過去問にはツボを押さえた良問が多く揃っています。

ほとんどの人が正解できない難問を解けるようになる必要はありません。

伸ばせる部分を確実に伸ばし切ること、伸びしろを知ることを意識しましょう!

秋の学習プラン

夏期講習が終わり、2学期がスタートしています。

基礎固めや苦手克服の進み具合をチェックしてみてくださいね。

秋の学習プランを立てる際のポイントとは…

~かなり進んでいる~

志望校の過去問を何年分か解き、解答・解説を熟読することを重視。解説者によって、解答要素が異なることもあるので、解答の幅を意識してみましょう。実際に先生に添削をお願いしてみるのがおすすめ。

~まあまあ進んでいる~

過去問の出題レベルや設問傾向に合わせた問題集や参考書を選び、徹底的にその一冊を仕上げましょう。自分と相性のよい(この説明の仕方が自分にはわかりやすい!と感じる)ものをすすめていきましょう。

~あまり進んでいない…~

まずは焦って空回りしないことが大切。焦らずに夏休みまでに取り組んできた知識のインプットを優先させましょう。〇〇の模試までに終わらせる!と期限を決めてピッチを上げ、模試を境に問題演習スタイルに切り換えていきましょう。

これまでの学習の進み具合を考慮しながら、志望校に必要な学力を逆算してみる時期に入っていきます。

志望校の合格最低点と現時点の得点力を分析して、伸びしろを見極めておきましょう。

欲張って中途半端なパターンに陥らないように気をつけることも大事ですよ。

学習プランや受験校のことで悩んでいることがあればアドバイザーに相談にきてくださいね!