睡眠時間は足りていますか?

共通テストまであと18日となりました。

受験生の皆さんは2週間と少ししかない受験本番に向けて、気持ちが焦ったり、さらに勉強時間を増やして万全に対策をしたりしているかと思います。

ですが、ここで聞きたいことが一つあります。

それは、あなたの睡眠は足りているのか、ということです。

受験生によくある行動の中に、

1,自分は夜型だから、夜中に暗記がはかどる

2,勉強で疲れたらスマホを見てしまう

の2点があげられます。

あまり意識をしていないかと思いますが、勉強は脳の一部を非常に酷使する作業です。

機械と同じく、脳の機能は使えば使うほど消耗していくため、毎日の睡眠で脳の疲れをリセットしてもらい、翌日の勉強に臨みたいもの。

ですが上記のように、毎日日付が変わっても起きていて、たまの休憩時間はスマホでネットやゲームに興じていては、脳が休まる暇がありません。

そのため、夜は11時には布団に入り、7時間程度の睡眠時間を取れると理想です。また休憩はストレッチや散歩など、目や頭に負担をかけない気分転換方法を心がけましょう。

赤本に取り組む前に

最近、赤本を借りに来る受験生が増えてきています!
そこで、今回はまず「赤本に取り組みたい!」という人が最初にするべきことをお伝えしましょう。

①赤本を買う
これは当然かと思いきや、意外とそうでもありません。
これまで、第1志望の大学なのに用意していないという人が何人もいました。
赤本には大学情報、出題傾向、問題・解説と、受験に必要な情報が1冊に集約されています。
赤本を買っていつでも見られる状態にしておけば、その都度インターネットで調べる手間がなくなります。
勉強に集中するためにスマホやパソコンを使わない!と決めている人には特に大きなメリットがあると思います。
赤本は、大学受験のための「辞書」といってもいいくらいです。
赤本はどれくらい買えば良いのかというと、第1志望の大学は必須です。
余談になりますが、私が以前かかわったことのある生徒が受験生の時に、第1志望の赤本を手に取った瞬間、その分厚さにとても驚いたそうです。
また、「これを解かないといけないのか・・・」と愕然したそうです。
しかし、それでも実際に買ってみて何か月か経つとボロボロになるまで使い込んでおり、
それだけ「ここの大学に行きたい!」という強い気持ちがあったから取り組めたのだと思います。
今でもその赤本は持っていて、筆跡がそのままになっていると言っていました。
その時の頑張りが筆跡に表れていたのだろうと思います。

またまた余談ですが、生徒から「赤本を買ったら消しゴムがついてきました!」と話があり、
見せてもらったところ、本物そっくりのパッケージになっていて驚きました。
おまけがついていることもあるみたいですね!

消しゴム
消しゴムの裏

②出題傾向を確認する
自分の行きたい志望校に向けて「早速解いてみよう!」と張り切ることは良いのですが、問題に入る前のページには各科目の出題傾向が載っています。
この大学はマーク式なのか?記述式なのか?設問の構成はどうなっているのか?
これらを理解しておくことで解く前に気持ちの準備が出来ますし、
大学によって各科目の制限時間が異なりますので、時間配分を考えるきっかけになると思います。
必ず目を通しておきましょう。

赤本の他に『全国大学入試問題正解』という本もお勧めです。
この本は科目ごとに様々な大学の過去問が掲載されています。
「今日は英語をやる予定だけど、色々な大学の過去問を解いてみたいし気になる!」
という方にはこちらの本を使ってみると良いかもしれません。

赤本も全国大学入試問題正解、どちらも校舎で揃えておりますので
自分の行きたい志望校がどのようになっているのか早いうちに確認をしておきましょう!

受験生の冬へ向けた生活について

受験生は、少しの時間の積み重ねで合否が決まると言っても過言ではありません。

夜型の生活になっている人は、集中力が高まってきたり、勉強がはかどってくるとやめ時が分からなくなります。

しかしながら、「自分のペースでじっくり勉強できる」というのは「のんびりしたペースで学習する」ことと同義であることが多くあります。

ここから入試の時期にかけては、スピードや効率も意識しなければなりません。

そういった意味では、入試へ向けた勉強には夜型の生活は不向きですので朝型に変えたほうが良いでしょう。

また、夜遅くまで起きていると、朝起きてからボーっとしてしまうことが多くあるようです。

スマホを見ながら何となく過ごしている時間、覚えがあるのではないでしょうか。

そんな時間も積み重ねると結構な量になるものです。

朝型の生活に変えて、計画した時間内に学習を終えられるように意識して、入試本番で必要な質と速度を獲得しましょう!

★モルモット先輩からの夏期講習直前アドバイス★ 英語編

・単語力は徹底的に強化しよう

 熟語を含めた語彙の強化は何よりも大切。「見たことのない単語」を無くす必要がある。単語リストでは覚えられないという消極的な思い込みは無くして、自らリストを作って覚えよう。

・読解力の強化

 空所や下線部に捉われず要旨を読み取ることを心がけよう。かなりの長文を出題する大学もあるが、それぞれの文章自体をしっかり読み取る実力がなければ要旨を掴むことはできない。英文中の空所や整序問題というような障害に足を取られないよう、語彙・構文の知識を一層強化しよう。

・英作文のポイント

 大きく分けて下線部英訳問題と自由英作文という形式がある。様々な形式はあるが、決め手になるのは基礎力。構文を使いこなせるようになると生きた英文を書けるようになる。自信のない表現や採点者が読んで分かりづらそうな文章は禁物。やはり易しい文を確実に書けるという基礎力が必要になる。

今年の夏休みは例年よりも短く、時間を有効に使う必要があります。

スケジュールを考えることが苦手な人はぜひ職員に相談してくださいね!

緊張の理由と緩和の方法

模試などのテストを受ける際に、緊張で頭が真っ白になったことはあるでしょうか。受験が近づいてきたので、すでにそんな経験をした人もいるでしょう。

それでは、なぜ緊張するのか考えたことはあるでしょうか。 それが分かればきっと対策できるはずです。

人はなぜ緊張をするのか。それは、乗り越えるべきイベントを乗り越える準備が整っていないと頭が感じているからです。

緊張は、頭の中にある無意識が「今の準備で大丈夫か?」と問いかけて来ているのです。 つまり 、この問いかけに対して建設的な対処すれば緊張は和らぐということです。

また、未来の結果ばかりに意識を向けすぎるのもよくありません。現実に意識が向けられなければ、緊張は続いてしまいます。

過去も未来もコントロールできません。自分でコントロールできるのは、今この時だけです。

よくある例ですが「私はいまとても緊張している」と言葉に出してみると、意識を現実に戻しやすいでしょう。

まとめると、模試などに対して十分な対策を行ったうえで、今、この瞬間の現実を認め、受け入れることが緊張緩和の方法だと言えるでしょう。