夏休みも半分が終わり、そろそろ受験に向けて本腰を入れ始めている頃だろう。
と同時にここからは志望校についてもしっかり考え始めなければならない。
なので、今回は「志望校選びに必要なこと」について述べていく。
MARCH志望のAさんを例に挙げてみよう。
高校の進路指導では、MARCHの学部を3つ、成成明学や日東駒専などの実力相応校を3つ、滑り止め3つ+αで計10~12学部を受けるのが一般的と言われたそうだ。 確かにそれは一般的と言えるかもしれない。
しかし、私はこの戦略に疑問を感じている。特に「滑り止め」という考え方についてである。万が一、その大学に行くことになったとして、納得いくのか? 人によっては見学にすら行ったことのないような大学をなぜ受けるのだろうか?
本来なら行きたい学校を第1志望、第2志望…と並べていくのが本当だろう。最近、学歴コンプレックスという言葉をよく聞くがその原因になっているのは間違いないだろう。
あまり行きたくもなかった学校を受け、自信も持てずに卒業してしまったせいで大人になっても引きずっている人は多い。大学選びは一生を左右する。だからこそ慎重に丁寧にならなければならないのだ。
偏差値が高いから良い学校ではない。卒業した後も胸を張って誇りを持てるかが重要なのだ。
戦略的な受験校選びも重要である。
例えば、首都圏では2月のある日MARCHの学部が全て揃う日がある。上位層の受験生はほとんどそちらに流れることが考えられるので、同じ日に日東駒専の受験がある場合、穴場となることは間違いないだろう。
といったように、受験日によって戦略は何通りも考えられるのだ。
合格するためにはどんな選択をした方がいいのか、考え始める時期に来ているのかもしれない。