・過去問を俯瞰する
過去問を解いても再度出題されるわけではないのだから…という声を聞くが、その大学の傾向を知るためには、本番と同じ時間で解いてみることが重要である。ただ解くのではなく、その全体を俯瞰して傾向を押さえることが重要。ポイントは以下の通り。
その1 どのようなレベルの問題構成になっているか
確実に得点すべき基礎問題、時間内に解くことが難しい問題など、どの問題に力点を置くのが良いかをシミュレーションして解いてみよう。
その2 どのような出題傾向があるか
例えば「空欄補充の問題があり、高配点」「易しい問題が多い」「計算量が多い」等に着目して過去問を見てみよう。
・問題を解く時の姿勢
誰もが得点すべき基本問題を確実に解く、標準問題を丁寧に解く、高難易度の問題には早く見切りをつける。この中で一番難しいのは見切りをつけることである。
姿勢1 難しい問題にいたずらに時間を使わない
姿勢2 解けなかったもので重要な問題は解き切る
時間内で出来なかった問題は解答を見て納得するだけでなく自分の手でもう一度答案を書いてみること。
姿勢3 得点になるものは確実に手に入れる。
問題文には冒頭に大切な条件を書いていることがある。例えば「aは正の数とする」とあればそれを忘れるのは致命的。
姿勢4 単純計算を軽視しない
大筋で正しい解答であっても初期で計算ミスがあれば点数にならない。再度計算を確かめるようにしたい。