リスニング中に手が止まってしまう、あるいは書きすぎてパニックになる・・・。その原因は、「何が正解のヒントになるか」の優先順位がついていないことにあります。
リスニングのメモは、あくまで「記憶の補助」です。書くべきポイントを3つに絞ってみましょう。
1. 「具体的な数字」と「固有名詞」
人間の脳は、文脈は覚えていても、細かい数字や名前は一瞬で忘れるようにできています。
- メモすべきこと:時間(10:15)、価格(50ドル)、日付、場所、人物の名前。
- コツ:「自分にしか分からない略字」を使いましょう。「minutes」は「min」、「Thursday」は「Thu」で十分です。
- なぜ?:設問で「結局いくら払ったか?」や「何時に集合したか?」を問われたとき、メモがないと記憶が混同しやすいためです。
2. 「逆接」の後のキーワード
英語のリスニングには、必ずと言っていいほど「ひっかけ」が存在します。そのサインとなるのが逆接の接続詞です。
- メモすべきこと:“But” “However” “Actually” “Instead” の直後に続く単語。
- 例:「A案がいいね。でも、予算を考えるとB案かな」
- コツ:“But” と聞こえたら、メモに「×」や「→」を書いて、話がどっちに転んだか視覚化しましょう。正解は、大抵この「ひっくり返った後」にあります。
3. 「感情」や「意見」を表す形容詞
話し手がその事柄に対してどう思っているか(賛成か反対か、ワクワクしているか不満か)は、内容一致問題でよく問われます。
- メモすべきこと:“excited” “worried” “agree” “difficult” など。
- コツ:記号を活用しましょう。
- 良い・賛成 →(+)
- 悪い・反対 →(ー)
- 驚き →(!)
- なぜ?:単語をスペル通り書くよりも、記号で「心の向き」を記録するほうが圧倒的に速く、聞き取りに集中できます。
「メモをしない」勇気も必要
一番大切なのは、「耳 8割:手 2割」の比率を守ることです。
メモを取ることに必死になって、英文のリズムや文脈を追えなくなっては本末転倒。「設問に関係なさそうな細かい描写」は、あえて書かずに聞き流す勇気を持ちましょう。設問を先読みし、「何を待ち伏せして聞き取るか」が決まっていれば、メモすべきポイントは自ずと見えてきます。
リスニングは、正しい「フォーム」で練習すれば必ず伸びる科目です。
「聞こえる」を「解ける」に変えるためのトレーニングを始めませんか?今日から耳を鍛えて、周りに差をつけましょう!
