文系数学のススメ

私立大学の文系で受験できる科目といえば、「英語・国語・地歴公民」がスタンダードのように思えますが、数学でも受験することもできます。また、この数学を指定科目として挙げる大学も存在します。

例えば、早稲田大学の中でも最難関の政治経済学部では、数学の受験(Ⅰ・Aのみ)を必須としています。

数学を課している理由は、入学後の勉強に必要であるからです。この学部では学科共通の必修科目の一つとして「統計学※」を学びます。 政治学科あるいは経済学科どちらに進学しても必ず取らなくてはなりません。

※統計学とはデータの特徴やデータから見られる規則・不規則性などを分析し、将来に向けて推測を行うことで、確率・数列・微分など様々な知識を要するため、数学的思考が求められます。

数学を勉強しておくことで、受験においては地歴公民と比較すると差をつけやすい科目でもあります。どのような問題でもうまく対応出来るようになると、得点調整によって有利になるかもしれません。

数学が好きな人は是非、数学受験をお勧めします。

将来においては論理的に考える力が身につき、一つ一つの問題に対して根拠をもって答えることができます。

また、テクノロジーの進歩によって「情報化社会」と云われるように、データを駆使していかなくてはならない時代に進んでいます。そのニーズに応えられるようにするには数学的思考が必要になってきます。その力を身に着けておくことで仕事のキャリアをより広げられることもできます。

2022年度早大英語クラス 早稲田大学合格率

2022年度早大英語クラスの早稲田大学現役合格率を計算したところ100%であることが分かりました!

西船橋校では2023年度に向けた新学期準備講座を実施中!

新高3生はもちろん、新高2もどんどんご参加ください!

https://www.waseyobi.jp/nishifuna/2023springfreetrial.php

新高校1年生向けには春期講習をご用意しています。早めのスタートで周りに差を付けよう!

https://waseyobi.jp/nishifuna/2023spring.php

2023年度 私立大学の入試動向

2023年度の私立大学の入試動向として、総合型選抜・学校推薦型選抜などの入学者が一般選抜と比較して過半数を占めていることが分かりました。

一般選抜では共通テスト利用方式の人気が高まっていたようです。共通テストが導入されてから約2年経ち、問題演習を通してコツを掴み始めた受験生が多かったのかもしれません。

上智大学、明治学院大学、学習院大学、駒澤大学、拓殖大学などで共通テスト利用の志願者が増加した傾向にあり、その中でも入試に変更があった上智大学では他の大学と同じように3教科でも受験ができるようになったため、2倍以上に増加しました。

上智大学と同様に、拓殖大学では昨年の志願者数減少の反動もあり、増加しました。また、共通テストが終わった後でも出願ができること、複数の学科を出願しても検定料が一律、そして英語外部試験スコアが一般入試・共通テストで利用できるようになったことも増加した要因として考えられます。

勉強することはもちろん重要なのですが、各大学の情報を仕入れることも同時に行ってください。

毎年どこかで入試の変更があります。受験する機会が増えるなら良いことなのですが、新しい内容によって今まで通りの対策が利かないということも起こりうるのです。

慌てふためくことのないよう、興味のある大学はホームページなどを都度、確認しておきましょう。

2025年度 早稲田大学の一般入試

2025年度(2025年4月からの入学者対象)の早稲田大学の一般選抜では、人間科学部と社会科学部で大学独自の3教科型方式から、共通テストと独自入試を組み合わせる方式へ変更になります。入試方式としては、

人間科学部・・・国語・英語型、数学・英語型、数学選抜式 

の3種類

社会科学部・・・総合問題型、数学型

の2種類に分かれます。

新教育課程に伴い 、共通テストもより重視され 複雑な課題に対して考える力を求める傾向が強く反映されてくると思います。まさに新学習指導要領で掲げられている「思考力・判断力・表現力」が重要視されていることが分かります。

入試方式の違いについて

生徒から「全学部日程と個別日程の違いって何ですか?」とよく聞かれることがあります。これらの違いについて説明していきます。

<全学部日程>

全ての学部で共通の入試問題を解き、同じ日に受験できる入試方式になります。

同じ大学で複数受験したい学部・学科がある場合は、個別入試と異なり、一度の試験でまとめて受験することができ第一志望、第二志望・・・と合格の可能性が広がりやすくなります。

しかし、複数の学部・学科を一回で受験できることから受験者数が増え、倍率が高くなりやすい傾向が見られるため高得点を要します。必ず合格を確保しておきたい大学でチャレンジしてみると良いかもしれません。

<個別日程>

個別日程は学部ごとで指定された日に受験する方式になります。

一般的には1つの学部・学科で1回試験を受けるもので、同じ大学で複数の学部を狙いたいときにはその分だけ受験ができ、チャンスが多いのも特徴です。

しかし、全学部日程とは異なり受験するだけ何回も足を運ぶことになるので労力を要し、受験の日程も細かく立てて調整する必要があります。

まずは本命の大学の日程を組み込んでから、次に行きたい大学の学部・受験日などをリストアップしてみるのが良いと思います。

各日程で様々な特徴を挙げてみました。入試制度をしっかり理解して戦略を立てていきましょう!

今からでも間に合う!共通テスト併用方式出願校

1月14日、15日に行われた共通テストから約2週間。

理科の平均点に大きく点数差が出たため、化学と生物に得点調整が行われるなど、科目により難化したものの全体の平均点は上昇する結果となりました。そのため、難関国立大の出願数が増加している傾向にあります。

私大の共通テスト併願方式の出願は、前日の13日で締め切ることが多いですが、中期・後期日程はまだまだこれから。見落としがないか、しっかり確認していきましょう!

・昭和女子大 Ⅱ期(一般、英語どちらも) 2/15まで出願可能

・津田塾大 B方式 2/7まで出願可能

・専修大 前期A、前期AS、前期E、前期統一方式 2/2まで出願可能

・芝浦工業大 後期 2/14まで出願可能

他多数ありますので、後悔しない入試スケジュールを立ててくださいね!

応援しています!

東洋大学の赤本について

12月になり、赤本を借りに来る姿をよく見るようになりました。

赤本を選ぶ際、受験したい学部が複数あれば
大半以上が学部別に分かれていることが多く、追加で購入しておく必要があります。

しかし、一つの大学で文系の学部では1冊、理系の学部では1冊というように分かれているところもあるので
進路が定まっていれば悩むことなく選べるかと思います。

その例として、東洋大学が挙がります。

東洋大学は複数の日程が設けられているので
受験できる回数が増えること、そして1回の試験で様々な学部に併願が行えます。
文系で経済学部と文学部を受験したいのであれば、1冊で対策が出来るということです。

また、均等配点型や得意科目重視型など、受験方式が豊富なので
方式が決まったら重要な科目を見極めて対策が出来るようになります。

赤本を使用する際、興味のある学部だけに目が行きがちですが
受験しない学部・方式の分も解いておくことをお勧めします。

大学独自の入試傾向が掴めることはもちろん、
受験しない学部でも問題の傾向が似ていれば、解けば解くほど
しっかりとした対策を組むことが出来るからです。

最適な併願校

早いもので12月に突入ですね。

共通テストまで44日。

受験学年の皆さんは併願のプランニングに頭を抱えている人も多いのではないでしょうか。滑り止めを目的とした守りの手段ですが、併願の仕方によっては第一志望校を引き出すための攻めの手段にもなります。

適切なレベル、受験校の数、受験日程 など、本命校への影響を見極めて判断が必要です。併願に利用したい入試方式や組み合わせを取り込めば可能性は高まります。

また、生徒一人ひとりの性格や相性などもあると思います。安全志向型、オーソドックス型、強気型など。

受験が有利にすすむように一緒に併願戦略を立てましょう。

ワセヨビ西船橋校では受験アドバイザーが親身になって面談を行いますのでご安心ください!

東京電機大学入試センターの方が来てくれました

先日、ワセヨビに東京電機大学入試センターの職員の方が来校してくれました。

東京電機大学は、実就職率ランキング全国6位と就職に強く※、夜間部である工学部第二部を併設するなど、特色ある理系大学です。

(※卒業生数2000人以上の大学 2022大学探しランキングブックより)

今年度の受験の変更点など、細かく教えていただいたので、一部ご紹介します!

①最大4学科(学系)まで併願可能

一般選抜は、昨年度までは選考日1日につき1学科(学系)のみの出願でしたが、今年度からは一気に4つも併願できるように。

②英語外部試験利用

英語外部試験も、①の入試方式を利用できます。

さらに、出願資格が「英検準2級以上」→「スコア1728点以上(英検準2級以上受験)」

に変更されました。

③数学満点選抜方式の採用

一般選抜・英語外部試験利用入試で数学が満点の場合、他教科が0点でも合格になる入試方式です。東京電機大がいかに数学の学力に重きを置いているかがわかりますね!

新しくなったパンフレットを頂きましたので、ご覧になりたい方はワセヨビ受付までお越しください!

千葉県の英語が大きく遅れている話

千葉県と他県の公立高校入試を比較してみたとき、ここ数年で一番目立つのが英語です。

英語の問題でこれまで伝統的に設置されてきた「状況説明の英作文」。受けたことのある人なら分かりますが、1枚の絵に対して英作文で状況を説明する問題のことです。

この問題は、年々簡単になってきている傾向があり、回答の仕方も 定型表現に近くなっています。

簡単になってくるとどういうことが起こるかというと、高得点を取る生徒が増えてくるということです。

得点分布を見てみると、直近の2022年では81~90点が全体の15.9%、91~100点が8.4%もいることが分かります。

その前年である2021年はさらに顕著で81~90点が16.7%、91~100点が18%いました。35%の生徒が8割以上取れている計算になります。

これはさすがに異常事態と言っても過言ではありません。

ちなみに他県では5教科の点数において、学力格差が一番多い科目が英語になっています。 最上位の高校へ入学するともなれば中学3年生の時点で英検準1級の取得が勧められることもあります。

また、昨年から中学校の学習指導要領が変わり、英語は特に高校内容が前倒しとなったことで入試の大幅な難化が予想されていました。

実際の入試を確認してみると、大半が文中での使用ではありましたが、全国の8割以上の都道府県で新出内容の「仮定法」「現在完了進行形」「原型不定詞」が出題されました。 一方、千葉県は出題なしです。

このように、全国と比べて千葉県の公立高校における英語入試が易化しているのは顕著です。

ただし、大学入試は県内の生徒とだけ争うわけではありません。

これまで以上に、高校入学後の英語への取り組み方が大学入試の結果を分けるのは間違いありません。

英語が得意だと感じている人ほど、視野を広く持ちその武器を一層磨いておく必要があると言えます。