桜をはじめとする様々な花が咲き誇るこの季節。
「花曇り」という言葉をご存じですか?
はなぐもり。桜の咲く時期の曇りがちの薄明るい日。くもりというと曇天という言葉からか、なんだか暗いイメージがありますが、花曇りというと明るい空をさすことが多いようです。
類義語として、「鳥雲(とりくも)」は、春になって渡り鳥が北へ帰っていくような陽気のことをいい、「養花天(ようかてん)」は、曇り空のおかげで花の命が一日長くなり、曇り空が花を養っている様子を表しています。
日本語って美しいですね。
今年はお花見の自粛を呼び掛けています。
しかし、来年もまた桜は咲き、私たちを迎えてくれることでしょう。
