夏の間にやっておかなければいけないこと
夏期講習で授業をこなすのに精いっぱいな人が多いのではないだろうか。
今回は、この夏にやっておくべきことではなく、やっておかなければならないことを私なりに紹介する。
それは、一学期の授業の復習を完璧にすることだ。
夏に求められるのは、応用問題を二学期に解くための基礎を固めることだ。
夏の間は、下手に応用問題に手を出すべきではない。英語であれば、文法と基礎的な単語・構文を完璧にし、国語であれば古文文法・単語を完璧にするなどしっかりと土台を固めておこう。
自分の勉強してきたことがなかなか成績に反映されず、悩んでいる人も多い時期だろう。この夏で、めげずに基礎を完璧にすれば今後の成績に期待できること間違いなし。
文法・語法の参考書
一学期の復習は終わっただろうか。英語の肝となる文法・語法は完ぺきか。ここでは、文法・語法の能力を維持し更なるレベルアップを狙える参考書を紹介する。
そのおススメの参考書というのは、Z会出版『英文法・語法のトレーニング2 演習編 改訂版』である。

内容としては、基本的な文法・語法も載っているが、それよりも難易度の高い文法・語法が目立つ。上智や慶應の難問などが目立ち、しっかりと英文法を勉強したつもりでも最初は思うように解けず、ショックを受けるかもしれない。(私はそうだった。)
しかし、何度か解いた後には多くの知識が身に付き、長文を読んでいくうえでも大変ためになった。重要なポイントについては付属の冊子にまとめて載っており、そちらも大変参考になる。
あくまでも基本的な文法・語法を完璧にしてから使うというのが大前提だ。文法力強化のために、是非取り組んでいただきたい。
前置詞の本②
前置詞の本第二弾は『道を歩けば前置詞がわかる』(くろしお出版)。

前回紹介の『前置詞がわかれば英語がわかる』と比べると少し上級者向け。
動詞+「前置詞」(句動詞)の「前置詞」の部分が変わると意味ががどう違ってくるのか、をきれいに日本語にして説明しています。
I heard you.
I heard about you.
I heard of you.
とか
I belong to this golf club.
She belongs in the movies.
Sue belongs with Mike.
とか
前置詞の違いから意味の違いを説明できますか?
何よりも紹介されている句動詞の多さに圧倒されますし、そのひとつひとつに納得させるだけの説明があるのが凄い!
慌てて読むより、少しずつちびちび納得しながら読むのがオススメ!