いつものルーティン

梅雨入りして、雨の日が増えましたね。
雨が降っていなくても、なんだかすっきりしない日が多い気がします。
天候や気圧の変化、確かにしんどいときありますよね…。
こんなときは誰もがモチベーションが落ちてしまうものです。

受験生にとっても影響があるようで、この6月は勉強時間や勉強量が減ってしまうというデータが出ているそうです。
どうせ雨だし…授業もないし今日は自習室に行くのはやめよう、この復習は後回しにしよう、とか。
結局は勉強に集中して取り組めない現象が起きやすくなるようです。

そんなときに、「いつものルーティン」を決めておくと、いちいちその日の天気やモチベーションに左右されずに勉強に集中できます。
思うように動けないとき、目の前のことをコツコツと。
などとよく言いますが、これはこの「いつものルーティン」をまずやることだと思います。

いつものことが出来ると、気が付くといつもの気持ちに戻ってるなぁと思うことがよくあります。私もあります。
そうやって気持ちを元に戻してくれるのが「いつものルーティン」なので、勉強においても絶対に習慣付けたほうがいいと思います。

あと、6月は実はチャンスだということ。

多くの受験生の勉強量が減ってしまうこの時期こそ、ライバルに差をつけられるチャンス!
もちろんこのあとにやってくる夏が受験の天王山と言われる大事なものではありますが、
夏は現役生も比較的時間に余裕があるのでギアを上げてくるだろうし、部活を引退した人も本腰を入れてくることを考えると…かなりの接戦ですよね。
となると、夏の前のこの今こそが、一歩リードできるチャンスであると言えますね!

一喜一憂してしまう梅雨時期ですが、いつものルーティンをこなしていいリズムを掴んでくださいね。

先日、小学1年生になったばかりの姪っ子が、『あたし、るーちんあるもん』と言ってました笑
そんな言葉もう知ってるのー?と思わず大笑いしてしまいました。
でもよく聞いてみると、明日着ていく服と習い事の支度を寝る前にしっかり自分で準備しているようですよ~!
凄いなぁ~と感心しました(^^)

ではまた。

リスニング攻略法

共通テスト導入以後、一回しか読まれない問題が出題されるようになったリスニング。文量も多く、一度しか読まれないとなると、解答にかける時間も当然少なくなり、まだ答えられていないのに次の問題に入ってしまい、何となくで選んだ選択肢が不正解になる、そんなことの繰り返しになってしまいます。

自信と余裕をもってリスニングに挑むためには、今のうちから対策を取りましょう。

リスニングは、流れてくる音声をそのまま自分の口で発音できるようにすることが目標です。最初は単語から、慣れてきたら3~4単語のワンフレーズ、そして一文を通して再現できるようになると、かなり耳が鍛えられてきた証拠です。

リスニングの力を鍛えるためには、まず一か月、集中的に発音練習を繰り返し行いましょう。音声を追いかけて発音するところからスタートし、言える単語数が増えてきたら、音声を止めて一文を再現します。長い会話文であれば、練習に使う問題は同じもので構いません。9割方発音できるようになったら次は別の問題に切り替えていく、というように増やしていくと、問題数に比例してリスニングの点数が伸びていきます。

リスニングに限らず、形而上といった現代文特有の単語や武将の名前など、聞きなれない言葉は聞き取るのに苦労します。流れてきた音声を聞き取る→どんな意味か考える→解答するまでにかかる時間をいかに短くできるかが、一回読みのリスニングの攻略法です。

今すぐ始めるべき勉強とは

だんだんと部活を引退する高3生が増えてきました。

すでに受験勉強を始めている人が多いと思いますが、部活を理由に勉強を先延ばしにしていた高3生もいるかと思います。

思うように勉強が進んでいない人は、今この瞬間から本格的に勉強を始めていきましょう。

今回は、入試で差がつきやすい主要3教科について、今すぐやるべき勉強内容をご紹介します。

 

英語

英単語・熟語  やるべき度:★★★★★

共通テストや大学の過去問で出題された長文をざっと読んで、分からない単語が何個あるか確認しましょう。

10行につき3個以上、分からない単語がある場合は、基礎的な単語・熟語が抜けている可能性が高いので、中学~高校1年生レベルまで遡って、もう一度覚え直してくださいね。

中学~高校1年生レベルの単語・熟語の抜けが無くなったら、市販されている高校初級レベルの単語帳や英検準2級対策の単語帳などを使って、大学受験で出題される基礎的な単語・熟語を覚えていきましょう。

 

国語(現代文)

精読力の養成  やるべき度:★★★★★

共通テストやセンター試験など、標準レベルの現代文の問題集を用意して、各段落の要点に傍線を引いたり、設問と対応する箇所に印を付けたり、書き込みをしながら、文章の要旨・構成を理解しましょう。

正解率は気にせず、文章の内容を整理することに重点を置いてくださいね。

文章内に分からない用語があった場合は、用語集やインターネット、参考書などで意味を確認しておきましょう。

 

国語(古文・漢文)

基礎知識を身につける  やるべき度:★★★★★

古文単語帳や古文文法・漢文句形の問題集を使って、基礎知識が正しく覚えられているか確認しましょう。

一通り知識が身についたら、共通テストやセンター試験など、標準レベルの問題集をどんどん解いて、主語や論旨を間違えることなく最後まで読み切る力を養っていきましょう。

 

数学

基本事項を身につける  やるべき度:★★★★★

教科書の単元ごとに登場する、すべての記号、用語、表現の定義・意味が正しく覚えられているか確認しましょう。

定理や公式を覚えるだけではなく、証明にも目を通して流れを覚えておくと、効率よく問題を解き進められるようになりますよ。

 

何から勉強を始めれば良いか悩んでいる人は、入試で差がつきやすい英語、国語、数学から勉強を始めていきましょう!

~ツァイガルニク効果~

【キリの悪いところで休憩しよう】

勉強中にきりの悪いところで休憩に入ると、『ツァイガルニク効果』により記憶に残りやすくなり次の学習に入りやすくなると言われているそうです。

『ツァイガルニク効果』とは達成できた事柄よりも、達成できなかった事柄や中断している事柄のほうをよく覚えている現象のこと。


これはドイツの心理学者クルト・レヴィンの考えに基づきソ連の心理学者ブルーマ・ツァイガルニクによって提唱されました。

ダラダラと勉強するよりも、時間を区切って小刻みに休憩を挟んでみよう!

脳と食事

毎日の食事。何も考えずに食べている人がほとんどですよね。食事が脳の働きに大きく影響していることを意識している人は少ないのではないでしょうか。何も考えずに食べている人がほとんどですよね。

例えば、食事の摂り方で集中力や記憶力などの脳のパフォーマンスに違いが出てくる…。受験生は知っておくと大事なことも多いようです。

「脳は、質量は全体重の2%程度ですが、体の消費エネルギー中20~25%と大量に消費する器官。脳が直接エネルギーとして利用できるのは、食べ物から摂った糖質(ブドウ糖)だけ。これが不足すると、脳の働きは低下します」

流行りの糖質ダイエット…やりすぎ注意ですね。

とはいえ、ブドウ糖を大量に摂りすぎると、今度は血糖値が高くなりすぎて、それを下げるためにインスリンという物質が放出され、血糖値を急激に下げてしまう。

せっかくたくさん食べたのに、肝心の脳にはエネルギーが足りていないという状況を引き起こしてしまいます。

脳を効率よく働かせるためには、食後に出来るだけなだらかに血糖値が下がっていく食事を摂ることがいいようです。

では、血糖値が必要以外に上がらない食事とは?

GI値が低い食品だそうです。GI値とは???その食品を食べた後の糖質の吸収度合いを示す値のこと。

自分でメニューを選ぶときには、野菜&甘すぎないものを意識してみましょう。

例えば、炭水化物だと、白米より玄米、食パンよりライ麦パン、うどんよりそばなど。つまり、白い食べ物より黒い食べ物を選ぶのが良い傾向にありそうです。

低GIのおやつといえば、西船橋校には自動販売機にソイジョイが入ってますね。小腹がすいたらおすすめですよ(^^)

朝食に低GI食を摂ると、食後2~3時間後の記憶力が30%もUPされ、情報処理のスピードも高まる報告があるそうです。

長時間の集中力を保ち、眠気を回避できる…受験生には欠かせませんね!

脳の栄養、ちょっと心がけてみてはいかがでしょうか~。

基礎固めってどんなもの?

受験計画の立て方の説明として、夏まではどの科目も基礎固めを徹底してやるべきとよく聞きます。1月2月の本番から逆算すると、10月ごろには実践問題を中心とした志望校対策に取り組めるよう、夏までに基礎を定着させていくのが基本的な受験生の年間の流れです。

ですが、ここでいう基礎固めとはどんなことを指すのでしょうか。

まず英語は、単語と熟語・英文法の暗記、長文の精読です。

志望校にもよりますが、難関私大を目指すなら単語は2000語、熟語は1000語が必要になります。国語でいえば、メタファーや形而上といった論説文特有の言葉や漢字、古文単語の暗記になります。論説文を読んでいくうえで解答のキーワードになる語彙は、7月ごろまでにはある程度身に着けておきたいものです。

また、文法を正確に訳す練習として、長文の精読が大事になります。

一文一文丁寧に和訳し、英語特有の構文や言い回しを含めて、20回30回と繰り返し音読して覚えていってください。

小学校の国語の授業でさんざんやったように、語学の勉強では音読が効果てきめんです。目で見て覚え、耳で聞いて覚え、口に出して覚え、頭の中で考えながら読むので、記憶の定着力が抜群に高まります。

完璧に読み込んだ長文が増えていくほど、学力が上がるうえに自信もつきます。

ほかに日本史や世界史といった社会科目は、教科書レベルの参考書で一通りさらい、おおまかな流れをつかみ、重要知識をインプットしていきます。理科科目も、教科書に出てくるような基本問題はさらい、公式や解法を定着させましょう。数学も同様です。

志望校の配点と自身の学力を比較して、科目ごとにどこから手を付け、勉強量のバランスをとっていくべきか、模試を参考に定期的にアップデートしていくことが大事になります。

アチーブメントテストの復習方法

先日、早稲田予備校の校内模試「アチーブメントテスト」が行われました。

アチーブメントテストの試験範囲は、予備校で勉強した内容がメインとなっているので、良い実力試しになったのではないでしょうか?

 

さて、今回はアチーブメントテストの復習方法について解説していきます。

 

①自己採点

まずは、試験終了後にお渡ししている解答冊子を使って、その日のうちに自己採点をしましょう。

間違えたところは問題用紙にチェックしておき、点数を出した後、解説を読んで解答の導き方を理解してください。

間違えたところは、重点的に解説を読み込んでくださいね。

 

②復習

次の日になったら、間違えた問題を解き直しましょう。

ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの調査結果では「人は復習しないと1日で74%、1週間で77%忘れてしまう」と言われています。

つまり、間違えたところを定着させるためには、数日空けて何度か解きなおす必要がある、ということ。

何度も復習することで定着率が上がり、得点源を増やすことができるのです。

 

試験後は、思うように得点できなかったり、覚えられなかったりして、気を落としてしまいがち。

ですが、これは受験生なら誰しもがぶつかる最初の壁です。

辛いとは思いますが、できるようになるまで、覚えられるまで、挫けずに何度も挑み続けましょう!

自主学習の教材選び

最近自主学習をスタートした人にアドバイス。

自習の際に使う問題集は、自分の行きたい大学の難易度に合わせた問題集ではなく、いまの自分の学力に合わせたものを使った方が効率的です。

特に数学では、難易度の高すぎる問題集を読んでも分からないことが多く、まずは解答解説を読んでそれを見ながら覚えようという風になるのが大半のパターンです。

そうなると丸暗記の割合が増えてしまうため応用が活かせず、今後の数学の実力アップが見込めなくなります。

そのため、問題集は自分で解いてみた際に「少し易しいな」と感じられるくらいのものが良いと言えます。

そして、問題を解いている際になぜそうなるのかという理論や理屈をしっかり掴むことが大切です。

年間学習スケジュールを作ろう

年間学習スケジュールを作成し管理すると自分がやるべきことが明確になるため、勉強の質が向上し目標達成に繋がります。

いまはスマホアプリなどを使って学習管理することが多いですが、これから始めてみようという方にはまず手書きで年間スケジュール作成してみることをお勧めします。

なぜ手書きかというと、考えながら手を動かすことで自分の中に予定を定着させやすいからです。

形から入るタイプの人は本屋さんへ行って格好いい手帳を買っても良いと思います。

こだわりがなければ自作のカレンダーで十分ですし、面倒ならインターネットでフリー素材のカレンダーを見つけて印刷してみてください。

カレンダー型にすると、まず年間の予定を入れられます。例えば、定期テストの日程を1年分書いておくだけでもだいぶ予定が立てやすくなります。定期テストの予定は学校で配布された年間行事予定表に書いてありますから、それを書き写すだけで大丈夫です。

次に、予備校のアチーブメントテストや実力テスト、英検などの外部検定、学校の小テストなどを書き込みます。

それらの1ヵ月前と2週間前くらいにそれぞれ印をつけておくとさらに管理しやすくなります。

計画を立てる際のポイントは、大きな目標を先に立てて、そこから逆算していくことです。また、余裕をもって目標達成できるようなスケジュールを作成することも重要です。

予め、 理論上達成できるような想定をしたうえで実行してみて、上手くいかなかったら修正する。これを積み重ねていくと自分だけの最高のスケジュールが作成できます。

集中モードの習慣化

受験勉強に立ちはだかるさまざまな「壁」

その壁のひとつがメンタル好調の維持。という人も多いのではないでしょうか。

やる気を維持するというのは、つまり集中力を切らさないようにすることです。

そのためには、勉強のルーティンをつくることがポイント。

入り口を作ってから勉強を始めると、比較的短時間で集中モードに入れます。

人間の集中にはゾーンとフローという2種類があります。スマホや読書に夢中で電車の降りる駅を忘れた…ということは、多くの人が経験したことがあるはず。

私もあります。居眠りをしていたわけでもないのになんで…??と不思議に思いました。

これがフロー状態です。このフロー状態に入ってから勉強をすることが効率をよりアップします。

自分の手首の脈をしばらく眺めてから…とか、手にあるホクロをじっと見てから…とか。

それに集中してから勉強に入るということを毎日繰り返している生徒がいましたよ!

このルーティンを習慣化することによって、集中モードに入りやすくするのがコツです。

皆さんもぜひやってみてください!すぐに実感するはずですよ。