2023年度早稲田大学「商学部」入試結果の見える傾向と動き – 3つの試験方式とその結果

こんにちは!早稲田大学入試情報シリーズ、今回は第4弾となります。今回は注目の商学部の結果分析を行ってみます。

2023年度の商学部は志願者数が10,718人と、前年度の11,777人からやや減少しました。しかし、この減少は商学部が新たに3つの試験方式に分けられた影響と考えられます。

合格者数は1,089人となり、補欠繰上が144人となっています。補欠繰上の数値から、今年は最初に合格者を絞り、その後繰上で補充する方式を取ったことが見て取れます。

それでは、各試験方式の実質倍率について見てみましょう。地歴型は9.7倍、数学型は5.2倍、英語4技能型は3.6倍となっています。特に英語4技能型は、募集人員が少ないこともあり、昨年度の高倍率を避けようとする志願者の動きが見られた結果と思われます。

各試験方式は同日に実施されるため、受験者はどれか一つを選ぶことになります。これが地歴型の高倍率、数学型の5~6倍の維持、そして英語4技能型の倍率の乱高下に繋がっています。

しかしながら、英語4技能型は2024年度をもって廃止される予定です。このため、受験者の中には、廃止を回避するために他の試験方式を選ぶ人や、逆に最後のチャンスとして英語4技能型を狙う人が出てくる可能性があります。

商学部では1年生の時に商学の基礎を学び、2年生の秋から専門のコースを選択します。初めは手広く勉強して、学年が上がるにつれて専門的で高度な研究を行えるのが魅力です。

以上、2023年度の商学部入試結果から見える傾向と動きでした。次回も早稲田大学の入試情報をお伝えしますので、お楽しみに!

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