英語外部検定利用入試とその利用方法

英語外部検定利用入試とは、日本国内で行われている英検やTOEFL、TOEIC、TEAPなど英語の検定試験(外部検定の成績やスコアを所持している人を対象に、様々な方法で入試に利用できるようにした方式のことです。

各大学が「受験生の英語の学力を外部検定の結果を用いて判断する」のが外検入試の特徴です。

現在、国が主導する教育改革においては「読む・聞く・書く・話す」の4技能のバランスがとれた英語力が求められています。

そこで、「英語4技能」を判定できる試験として、外部検定を利用しよう!というのが全体の流れになっています。

英語外部検定利用入試では、検定資格を主に以下の4つの方法で利用します。

①出願資格 ②得点換算 ③加点 ④判定優遇・合否参考

①の出願資格とは、各大学が出願条件として、指定する外部検定の級やスコアの保有を義務づけているパターンです。

英語の試験を免除されることが多く、私立大の一般選抜であれば、独自試験を英語以外の教科で受験できます。これは、英語以外の教科に絞った対策が可能というメリットがあります。例えば、明治大学の国際日本学部においてそのような利用方法が可能です。

②の得点換算とは、保有している外部検定の級やスコアが、共通テストや独自・個別試験の点数に換算されるパターンです。

級やスコアによっては満点に換算されるケースもあるので、その場合は実質的に英語の試験が免除という風にも考えられます。これは英語力に自信のある受験生にはメリットが大きいでしょう。例として、立教大学の多くの学部で利用されています。

③の加点については、受験生が保有している外部検定の級やスコアに応じて、共通テストや個別試験の得点に対し、決められた点数が加算されるパターンです。

これは例として、 早稲田大学の国際教養学部(一般選抜)において利用されています。

④の判定優遇・合否参考については、大学が指定する外部検定の級やスコアを保有している場合、1次試験や最終選考などで出願書類の評価や合否の判定における優遇が得られるというパターンです。

「英検2級以上を保有している場合は、合否判定の参考とする」というような形で、学校推薦型・総合型選抜で多く利用されます。

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