役に立つ勉強

「こんな勉強していて将来なんかの役に立つんだろうか」

恐らく誰もが学生の頃に考えたことがあるはず。いま学生の人たちはまさにそんなことを考えているかもしれません。

まぁ実際は本当に役に立つか疑っているというよりも、ただ勉強する気になれなくてそんなことを考えてしまうことが多いんですが。。

私は生徒とそんな話をするときに、勉強自体が役に立つというよりも、取り組むべき物事をいかに処理していくかという道筋の立て方を覚え、練習することに意味があると伝えることがあります。

それは私が思いついたことではなくて、多分昔誰かにそう教わって納得したから同じようなことを言っているんだと思います。誰に聞いたかは忘れてしまったけど。

ただ、大人になって様々な人と出会い、話を聞いていく内に割とそれだけではないなと思うようになってきました。

というのも結構、直接役に立つみたいです。

例えば、sin・cos・tan。これなんかは日常生活で使用しなさそうですが、先日話をした建築士の方は絶対に必要な知識だと言っていました。

例えば、必須アミノ酸の種類。これは日常的にも覚えておいた方がいい知識ですが、管理栄養士の方にとっては当然の知識になるでしょう。

例えば、日本史や世界史。私の知り合いに国立歴史民俗博物館で働く人がいますが、そういう人にとっては知っていて初めて仕事が出来るレベルの知識になると思います。

大人になって自分がどんな職業についているかはまだ分かりません。世の中の大半の社会人は学生の頃に考えていた職業と別の仕事をしています。「あの時、覚えた知識がこんな形で使えるとは」なんてよく聞く話です。

ここは予備校なのでそもそも入試で役に立つよと言ってしまえばそれまでなのですが、せっかく勉強するなら「これを将来絶対役立ててやろう」という気持ちで臨んだ方が前向きでいいですよね!

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