いつから大学受験の準備をすべきか?

高校生から「いつから大学受験の準備を始めればいいのか?」と聞かれることは多いです。
ここでは、文部科学省が公表した 令和6年度大学 入学者選抜実施状況 の最新データをもとに、その問いに対する見通しを踏まえながら、より現実的なアドバイスをお伝えしたいと思います。

令和6年度データから読み取れる傾向

まずは、最新の選抜方式利用状況などを整理します。

入学者選抜方式の現状

令和6年度のデータによると、大学入試において、総合型選抜(旧AO 型入試)・学校推薦型選抜の利用が引き続き広がっていることが確認されています。

たとえば、大学(学部)レベルで見ると、次のような割合が報告されています: 文部科学省

  • 総合型選抜の入学者割合:16.1%(全体)
  • 学校推薦型選抜の入学者割合:35.0%(全体)
  • よって、両方式を合わせると、大学入学者の 約半数以上 が総合型+推薦型から入っている構図が、今の日本の大学入試では目立ちます。

大学の種類別に見ると、これらの傾向にはやや差があります。私立大学では総合型・推薦型の利用割合が特に高く、一般選抜(いわゆる筆記試験主体型)の比率は相対的に低くなってきています。

加えて、選抜方法の多様化に伴い、学力検査(筆記試験)だけでなく、小論文・面接・プレゼンテーション・活動報告書など、多角的な評価方法を用いる大学も増えてきている点も特徴です。


「いつから準備を始めるべきか?」 ― 最新データに即した視点で

このような動きを踏まえて、「いつから受験準備を始めるべきか?」を考えてみると、以下のような結論・戦略が導かれます。

推薦型/総合型選抜を視野に入れるなら、できるだけ早く

  • 最新データでも、大学入学者の半分近く~過半数が総合型+推薦型選抜を通じて入学している構図が見られます。
  • 特に私立大学を志望している生徒にとっては、総合型や推薦型でのアプローチはかなり現実性のある手段となっており、それを視野に入れるなら、早めに準備を始めるメリットは大きいです。
  • ただし、早く始めることが求められるとはいえ、すべてを完璧にこなすことは高校1年生段階では難しいので、段階的に進めていけばよいでしょう。

一般選抜(筆記試験重視型)も念頭に

  • 総合型/推薦型だけではカバーしきれない志望校や併用志望校を念頭に入れるなら、一般選抜の対策も並行して行うべきです。
  • 高校2年生以降で、「これまでの成績が思わしくない」「推薦枠での合格可能性に不安がある」と感じるなら、早期に一般選抜に向けた勉強を本格化させるべきです。
  • 筆記試験対策という意味での知識・基礎力の積み上げは、長期戦になりますから、時間的猶予があるうちに始めておくことは大きなアドバンテージになります。

高校1年生でもできることを意識的に始める

  • 高校入学直後や高校入試直後の「ひと息タイム」の間に、周囲との差がつきやすいというのは、受験業界でもよく聞く話です。
  • したがって、高校1年生の時点で、定期試験で良成績を確保するのは最低条件として、可能であれば少しずつ受験型の学びにも触れておくとよいでしょう(たとえば、先取り学習、問題演習、読書、論理思考トレーニングなど)。

定期試験・内申成績も無視できない

  • 定期試験の回数には限りがあり、早い段階での成績がその後の評価に影響を及ぼすことがあります。
  • すでに高校1年の前期段階で、内申・成績の一定割合が確定する学校・制度もあるため、成績を安定させておくことは受験戦略上、非常に重要です。

というわけで、今日から始めて損はありません。
今この瞬間から、少しずつ「受験の準備」を始めていきましょう!

完全攻略作戦会議 開催

先日、早稲田予備校西船橋校とWISH個別指導教室の共同企画として、「完全攻略作戦会議」と題した特別セミナーを開催しました。
内容は、早慶上理やGMARCHといった大学群を例に、併願校の選び方や受験校数の目安、入試倍率の見方、出願時の注意点など。第一志望だけでなく、併願校をどう組むかが合否を左右するため、最新の入試情報を交えながら解説しました。

大学受験は戦略が欠かせません。安全校・実力相応校・挑戦校をどう組み合わせるか、試験日程の重なりをどう調整するかは、一人ひとりにとって重要な判断です。セミナーではその具体的な考え方を提示し、多くの生徒が受験への見通しを持つきっかけになりました。

当校では、無料で個別でも入試情報の提供や学習計画の相談も随時受け付けています。正しい情報を得て備えることが、安心して勉強に集中する第一歩です。今後も皆さんの受験を全力でサポートしてまいります。


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出願迫る!大学入学共通テスト

9/16(火)10:00~10/3(金)17:00にかけて大学入学共通テスト出願期間に入ります。

出願手続きが紙媒体から完全に電子化へ移行し、志願者自身で手続きを行います。


共通テストの準備や出願手続きがまだ終わっていない方は、以下のURLから詳細を確認し進めていきましょう!

https://examinee.dnc.ac.jp/examinee/DocumentsDownload/DocumentsDownload



大学入学共通テストについて詳しく知りたい方は、以下の記事から動画をご覧いただけます。ぜひ参考にしてみてください!

大学入試における「歩留まり率」とは

歩留まり率とは

聞きなれない言葉ですが重要なフレーズなので覚えておくと良いことがあります!
「歩留まり率」とは、合格した受験生のうち実際にその大学へ入学した割合を表すものです。
入試結果を読む際に、大学がどのような位置づけにあるのかを知るための大切な指標になります。


合格者数が定員より多い理由

私立大学の入試データを見ると、多くの大学では入学定員の数倍にあたる合格者を出しています。
大学によっては、定員の5倍もの合格者を出す場合もあります。

これは、併願受験が一般的であることを前提にしているためです。
複数の大学に合格した受験生は、最終的に第一志望の大学を選んで進学します。大学はその動きを見越して、最終的に定員を満たせるように多めに合格者を出しているのです。


計算方法の例

歩留まり率は、次の式で求められます。

歩留まり率(%)=入学者数÷合格者数×100

例:合格者が400人、そのうち実際に入学したのが200人の場合
200 ÷ 400 × 100 = 50%


歩留まり率から分かること

歩留まり率が高い大学ほど、第一志望として選ばれる割合が高い大学だといえます。
逆に、歩留まり率が低い大学は、併願校や「すべり止め」として選ばれることが多い傾向にあります。

一般的に、

  • 国立大学や難関私立大学 → 歩留まり率が高い
  • 中堅レベルの大学や抑えの受験校 → 定員の数倍の合格者を出す傾向が強い

となっています。


まとめ

この「歩留まり率」を知ることで、

  • その大学が受験生にとってどのような位置づけにあるのか
  • 第一志望として選ばれる可能性がどれくらい高いのか

を把握することができます。
受験校を考える際の参考材料として、ぜひご理解いただければと思います。

【英検×高校生】合格が進学・将来に直結する理由

高校生が英検を取るべき5つの理由!
「英検って本当に意味あるの?」って、誰しも一度は思うことかもしれません。英検はただの資格じゃなく、あなたの未来を開く“パスポート”です。この記事を読み終わったとき、きっと「ちょっと頑張ってみようかな」って思えるはず!

① 大学受験が有利になる!
英検を取得しておくことで、大学入試に有利になります!

例えば、「英語試験免除」や「加点」がもらえる大学も多数!例えば、入試方式によっては英語試験が免除されることがあります。「1科目分の負担が減る」ことで、英語以外の科目の対策に注力できたりと、メリットがたくさんあります!

② 英語の4技能が自然に伸びる!
「読む・聞く・話す・書く」、これらのスキルって全部必要ってわかってても、なかなかバランスよく勉強できないですよね。英検はその4技能をバランスよく対策する必要があるから、結果的に“オールラウンド”な英語力が身につくんです。

特にリスニングが苦手な人でも、勉強を続けるうちに「なんとなく耳が慣れてきたかも…!」って瞬間があります。そして気づけば英作文やスピーキングの力もついてきて、「あれ、自分の英語力上がってない?」って実感できるようになります。

③ 合格の瞬間は最高に自信がつく!
合格通知を受け取った瞬間の感動、想像できますか?「やった!努力が報われた!」っていう達成感は、何にも代えがたいものです。その経験は、どんなことにも挑戦できる「自信」につながります。

そしてその資格は、将来の就職や留学のときにも大きな武器になります。まさに“一生モノ”です。

④ 留学や特別プログラムのチャンスが広がる!
「〇級以上が条件」という留学プログラムや交換留学、学校主催の海外研修は意外と多いんです。

もし、「せっかくのチャンスを逃した…」なんて経験は避けたいですよね。英検を持っているだけで「次の挑戦に備えて準備万端!」という気持ちで臨めます。そして、「海外で学びたい!」という夢も、少しずつ現実に近づいていきます。

⑤ 英語がもっと楽しくなる!
英検の勉強をしていると、映画や洋楽、ニュースの英語がふと耳に入ったとき、「あ、これ知ってる単語だ!」とか「このフレーズ覚えた!」っていう瞬間が増えてきます。

そうなると、英語を“勉強”としてだけじゃなく、“楽しみ”に変えられるようになります。「知っているフレーズが増える」って、ほんの少しのことだけど、勉強においてはめちゃくちゃ大事なことなんです。

早稲田予備校西船橋校では、英検キャンプを実施しています!
月額料金(2,980円)
いつ始めても・いつやめても自由・試験日にあわせて始められる
教室に来てテキストを解くだけのシンプルさ
質問対応なし、気軽に取り組める! 定員なし!
おすすめの人:英検合格を目指す高校生で集中できる環境がほしい人、自分のペースで勉強したい人
メリット 低価格で手軽に英検対策
使用教材:専用テキストを配布
テキストを解き進めるだけで効率的に合格に近づく仕組み!

2学期は9/5(金)から始まります!
この機会にぜひチャレンジしてみてください。お待ちしています!

大学入学共通テストについて②

前回の続きです!

7/1(火)より大学入学共通テストの出願サイトが開設されました。

志願者は、出願サイトにアカウントを登録してマイページを作成します。その他、出願内容の登録・確認や受験票の取得など、出願に関わるすべての手続きをこのマイページで行います。マイページ作成期間は10月3日までとなっていますので、

大学入学共通テストの受験を考えている方は、早めにアカウントやマイページを作成しましょう!

26年度大学入試の動向を読む4つの視点

今回は「大学入試の志願動向」について26年度の動きがどうなるのか、注目すべき4つのポイントを紹介します!

① 前年の倍率の反動 ② 入試科目や方式の変更 ③ 募集人員や学部の変更 ④ 他大学への“玉突き”現象

▼こちらもおすすめ 【大学受験の倍率を正しく理解しよう】▶ https://youtu.be/sVpt1AZirmE?si=P4WkiKKcYXgENKCD

入試の仕組み【学校推薦型選抜】

近年の大学入試は、教育改革の影響により受験時期・試験回数・教科などが大きく変わっています。
最新の仕組みを知り、自分に合った受験プランを一緒に考えていきましょう!

学校推薦型選抜とは?

学校推薦型選抜には、「指定校推薦」と「公募制推薦」の2種類があります。
受験を希望する場合は、早めに3者面談などで先生に相談しておきましょう。

また、一般選抜に向けた学力の維持・向上も大切です!


指定校推薦

  • 高校に受験の意思を表明
    ※受験できるのは高校に推薦枠のある大学のみ
  • 校内選抜(主に9月ごろ)
    ※高校3年間の成績や生活態度などが総合的に評価されます
  • 出願(11月ごろ)
  • 選考(小論文・面接など)
  • 合否発表

公募制推薦

  • 高校から推薦書をもらう
    ※どの高校からでも応募可能。大学の定める出願条件を満たす必要があります
  • 出願(11月ごろ)
  • 書類審査
  • 選考(小論文・面接など)
  • 合否発表

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早稲田予備校では、受験や進路に関する個別相談を随時受け付けています。

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入試の仕組み【総合型選抜】

近年の大学入試は、教育改革の影響により、試験の時期や回数、必要な教科などが大きく変わってきています。
その中でも注目されているのが「総合型選抜」です。

総合型選抜とは?

総合型選抜(旧AO入試)は、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)をもとに行われる入試です。
学力試験の点数だけではなく、個性・適性・志望理由・意欲といった要素を重視して、大学と受験生との「相性」まで含めて総合的に評価されます。

一般選抜よりも出願や選考が早く始まるのが特徴で、準備も早めに取りかかる必要があります。
また、オープンキャンパスへの参加が選考の前提となる大学も多いため、情報収集は欠かせません。


主な選考パターン

① 対話重視型

オープンキャンパスや説明会に参加し、大学とのコミュニケーションを通して選考が進むパターンです。
以下のような流れで進行します:

  • 総合型選抜説明会に参加
  • エントリー
  • 予備面接
  • 正式出願
  • 本番面接・提出書類審査
  • 合格

② 書類・論文重視型

出願時に提出するエッセーや志望理由書、課題論文が第1次選考となり、合格者に対して第2次選考(面接・口頭試問・論文など)が行われるパターンです。

  • 出願
  • 第1次選考(書類審査・論文など)
  • 第1次選考合格
  • 第2次選考(面接・論文・学力試験など)
  • 合格

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