【異例の事態】成蹊大学が総合型選抜「基礎学力型」の中止を発表!文科省の“面接必須化”が影響か

近年、受験生の間で注目が集まっている「年内入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)」。その中の一つのトレンドでもあった「学力テスト型」の入試において、大きな動きがありました。

2026年7月1日、成蹊大学が今年度(2027年度入試)から導入予定だった総合型選抜「基礎学力型」の実施取りやめを電撃発表したのです。一度公表した入試方式を直前になって中止するのは極めて異例の事態。

一体なぜこのような決定に至ったのか、背景と今後の影響を詳しく解説します。

そもそも成蹊大学が予定していた「基礎学力型」とは?

成蹊大学は今年3月の時点で、新たな入試方式として総合型選抜「基礎学力型」の実施予定を公表していました。

この入試はいわゆる「年内入試の学力テスト型」と呼ばれるもので、以下のような特徴を持っています。

  • 面接などは実施しない
  • 学力テストの成績を中心に合否を判定する

受験生にとっては「早い時期に学力勝負で合格を勝ち取れるチャンス」として注目されていました。

中止の引き金となった、文科省の「面接必須化」通知

順調に導入されるかと思われた矢先、状況が一変します。2026年5月、文部科学省から「年内入試の学力テスト型であっても面接を必須化する」という通知が出されたのです。

すでにこの方式を導入済みの大学に対しては「2年間の猶予期間」が設けられているため、今年度の入試が急に変更される可能性は低いとみられていました。

しかし、「今年から新しく導入する予定だった大学」である成蹊大学や東海大学がどのような対応を取るのか、その動向に注目が集まっていました。

成蹊大学の見解:「丁寧な面接の組み込みは不可能」

成蹊大学は、今回の実施取りやめに関するリリースの中で以下のように理由を説明しています。

「『基礎学力型』の選抜方法には面接が含まれていないことから改めて検討した結果、2027年度の総合型選抜『基礎学力型』については、実施を取りやめることとしました。

(中略)『令和9年度大学入学者選抜実施要項』が必須とする時間をかけた丁寧な面接を今から選抜方法に組み込むことは、入試日程、実施・運用体制などの観点から不可能であると判断したものです」 —— 成蹊大学 入試情報サイトより

大学側としては、文科省の求めるレベルの「丁寧な面接」を、現在のスケジュールや大学の運営体制の中に急遽組み込むことは物理的に不可能である、と苦渋の決断を下した形です。

まとめ:今後の「年内入試」はどうなる?

今回の成蹊大学の決定は、入試直前の変更という意味でも非常に異例であり、今後の大学入試全体に小さくない一石を投じることになりそうです。

  • 新設予定だった大学:準備期間の不足から、成蹊大学のように断念するケースが続く可能性がある。
  • 導入済みの大学:2年の猶予期間があるとはいえ、今後「面接」をどのように組み込んでいくか、大胆な方向転換を迫られる。

受験生にとっては、志望校の入試要項が急に変更されるリスクを意識しなければならない状況になってきました。今後、他の大学がどのような対応を取るのか、引き続き目が離せません。

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