経済学部には、マクロ経済学とミクロ経済学という2つの分野があります。
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マクロ経済学とは・・・
 マクロ経済学は、国全体や世界全体を対象に、大きな視点から経済を考える学問です。例えば、以下のようなテーマなどを分析します。
★ 国の経済の動きを知る
 日本の経済の様子に関してGDP(日本の経済成長を示す指標)やインフレ・デフレ(物価の変動を示す指標)の変化などを調べる。
★世界とのつながりを学ぶ
 輸出や輸入、円高や円安など、日本と世界の経済がどう関わっているかを学ぶ。
★政府や中央銀行の役割を知る
 税金や国の支出が経済にどのように影響を与えるか、また、金利(お金の貸し借りにかかる手数料)やお金の量を調整して景気をよくする仕組みを知る。
★経済成長について考える
 国が豊かになるためにはどのようにしていくか、長い目で見た経済の成長について学ぶ。
★景気の波を分析する
 経済が良くなったり悪くなったりする原因を探る。
このように、マクロ経済学は国全体の経済活動を理解し、「日本全体の経済の健康状態」を調べる学問になります。
ミクロ経済学とは・・・
 ミクロ経済学は、個人や企業の行動に焦点を当てて経済をより小さな視点で分析する学問です。例えば以下のようなことを考えていきます。
★個人やお店の選択
 どの商品を買うか、どのように利益を増やしていくかなど、消費者やお店の行動を考え、消費者の来店パターンを分析する。
★価格の仕組み
 同じ商品でも店舗によってなぜ値段が異なるのかという疑問を、需要と供給の関係から学ぶ。
★競争と独占
 スーパーの特売みたいな競争がある市場や、特定のお店しか商品を売れない独占市場について学ぶ。
★みんなが得する取引
 お互いがうまく得する方法を考える「ゲーム理論」を学ぶ。
★環境問題や公共のもの
 みんなで使う公共物や、環境を守るためにどのようにお金を使うか考える。
★働くこととお金の流れ
 どのように給料が決まるのか、お金の貸し借りの仕組みを学ぶ。
このように、ミクロ経済学は「個々の消費者や企業の行動」に注目し、その動機や影響を明らかにする学問です。
この2つの視点を学ぶことで、経済の動きやその背後にある理由を理解することができるようになります。
