私立大学の文系で受験できる科目といえば、「英語・国語・地歴公民」がスタンダードのように思えますが、数学でも受験することもできます。また、この数学を指定科目として挙げる大学も存在します。
例えば、早稲田大学の中でも最難関の政治経済学部では、数学の受験(Ⅰ・Aのみ)を必須としています。
数学を課している理由は、入学後の勉強に必要であるからです。この学部では学科共通の必修科目の一つとして「統計学※」を学びます。 政治学科あるいは経済学科どちらに進学しても必ず取らなくてはなりません。
※統計学とはデータの特徴やデータから見られる規則・不規則性などを分析し、将来に向けて推測を行うことで、確率・数列・微分など様々な知識を要するため、数学的思考が求められます。
数学を勉強しておくことで、受験においては地歴公民と比較すると差をつけやすい科目でもあります。どのような問題でもうまく対応出来るようになると、得点調整によって有利になるかもしれません。
数学が好きな人は是非、数学受験をお勧めします。
将来においては論理的に考える力が身につき、一つ一つの問題に対して根拠をもって答えることができます。
また、テクノロジーの進歩によって「情報化社会」と云われるように、データを駆使していかなくてはならない時代に進んでいます。そのニーズに応えられるようにするには数学的思考が必要になってきます。その力を身に着けておくことで仕事のキャリアをより広げられることもできます。