――受験科目は「将来の選択肢」を広げる道具です
高校2年生になると、
「理科はどれを選ぶべきか」
「この選択で受験が不利にならないか」
と悩む人も多いと思います。
結論から言うと、理科の選択は“得意・不得意”だけで決めない方がいいです。
理由はシンプルで、受験できる大学・学部の選択肢に大きく関わるからです。
物理・化学を選ぶと、受験の幅は広がりやすい
実際に大学入試を見ていくと、
物理・化学を指定している大学・学部は多く、
一方で「生物のみ対応」というケースは限られます。
生物学系を目指す場合でも、
必ずしも「生物を履修していないと受験できない」大学ばかりではありません。
都内の主要大学を見ても、化学や物理で対応できるケースは意外と多いのが現実です。
「将来まだ進路が固まっていない」
「学部選択を広めに残しておきたい」
という人ほど、物理・化学は選択肢を狭めにくい科目だと言えます。
生物は「暗記科目」だが、それだけではない
生物は暗記中心の科目と思われがちですが、
実際の入試では
・文章量が多い
・資料や実験結果の読み取りが必要
・計算が頻出する
など、読解力や思考力、計算力も強く求められます。
また、受験者数自体も物理・化学に比べると少なく、
問題の難易度が安定しにくい年もあります。
もし迷っているなら「化学」はバランスが良い
理科で迷っている新高2生に、あえて一つ提案するとしたら、化学です。
化学は
- 暗記:半分
- 計算・理解:半分
という性質の科目です。
そのため、
・理科に時間を取られすぎない
・数学や英語にも十分な学習時間を確保できる
というメリットがあります。
「理科だけで手一杯になって、英語や数学が後回しになる」
これは受験でよくある失敗です。
化学は、全体の学習バランスを崩しにくい科目だと言えます。
理科選択と同時に、今確認しておきたいこと
理科の話とあわせて、次の点も一度立ち止まって考えてみてください。
- 数学ⅠAは本当に問題ない状態か
- 数学ⅡB・Cを進める準備はできているか
- 志望大学によっては数学ⅢCが必要になる可能性はないか
- 英語は「なんとなくやっている」状態になっていないか
理科選択は、数学・英語の完成度とセットで考えるものです。
どれか一つだけ進んでいても、受験では戦えません。
高2になる今だからこそ、「選択肢を残す」判断を
高校2年生は、
まだ将来の進路を柔軟に考えられる最後の時期です。
・今の得意だけで決めてしまっていないか
・1年後、2年後の自分の首を絞める選択になっていないか
一度、冷静に考えてみてください。
科目選択は、才能の問題ではなく「戦略」です。
今の判断が、受験期のあなたを助けるかどうか。
それを基準に、選択してほしいと思います。
