「不安になるのは、ちゃんと向き合っている証拠」
勉強をしている人ほど、不安になる。
これは意外に思えるかもしれませんが、とても自然なことです。
本気で勉強を始めると、自分と目標との距離がはっきり見えてきます。
「まだ足りない」「このままで届くのか」
そうした不安が生まれるのは、現実を正確に見ているからです。
一方で、あまり勉強していない人ほど
「まあ何とかなるでしょ」「まだ本気出してないだけ」
といった言葉を口にしがちです。
これは能力の差というより、壁の高さをまだ知らないだけです。
プロほど「不安」を抱えながら準備している
この構造は、受験だけではありません。
プロスポーツの世界でも同じです。
一流の選手ほど、
「少しでも練習を休むと不安になる」
「やっていない時間が怖い」
と語ります。
結果を出し続けている選手ほど、
才能ではなく準備不足への恐怖と戦いながら日々を過ごしています。
それは「自信がないから」ではなく、
勝負の世界の厳しさを誰よりも理解しているからです。
危機感がない状態は、むしろ危険
もし今、
- なんとなく危機感がない
- 「きっとどうにかなる」と思っている
- 不安を感じていない
としたら、少し立ち止まって考えてみてほしいと思います。
それは心が強いからではなく、
まだ現実の壁を正しく見られていない可能性があります。
高い壁に挑むとき、
本当に何も感じずにいられる人はほとんどいません。
高い壁を越える人の共通点
難関を突破する人たちは、例外なく
- プレッシャーを感じている
- 不安を抱えている
- それでも逃げずに準備を続けている
という状態で日々を過ごしています。
不安があるからこそ、手を抜かない。
不安があるからこそ、今日も積み重ねる。
不安は敵ではありません。
本気で向き合っている人にだけ現れる、自然な感情です。
「不安になる自分」は、
もうすでにスタートラインに立っています。
あとは、その不安から目を逸らさず、
今日やるべきことを一つずつ積み上げていくだけです。
