こんにちは!今回は共通テストで8割を目指すためのアドバイスをお届けします。共通テストは「基礎力の定着」と「柔軟な思考力」が問われる試験です。どれだけ学力が高い人でも油断すると足元をすくわれることがあります。しっかりと対策を取って、万全の状態で本番を迎えましょう。
1. 「苦手科目を作らないこと」が最重要
共通テストは2次試験に比べて科目数が多いため、「すごく苦手な科目」があると、全体の得点率に大きな影響を与えてしまいます。特に配点の高い 英語・数学・国語 のいずれかで得点が極端に低いと、8割到達は厳しくなります。
苦手科目がある場合でも 最低7割 取れるようにすることを目指しましょう。仮に苦手科目の得点が6割止まりだと、他の科目で大幅にカバーしなければならなくなり、全体で8割を目指すのが難しくなります。得意科目に頼るだけではなく、苦手科目の底上げを意識しましょう。
2. 共通テスト特有の形式に合わせた対策が必要
センター試験から共通テストに変更されたことで、試験の形式が大きく変化しました。共通テストでは 知識の正確さだけでなく、思考力や判断力、表現力 が試される問題が増えています。
難関大志望の皆さんの中には「2次試験の勉強が大事だから共通テストは簡単だろう」と油断している人もいるかもしれません。しかし、共通テストの形式や傾向に対応するためには 一定の演習量と時間を確保する必要があります。
特に次のポイントを意識して演習を行いましょう:
- 問題文の「誘導」に従って柔軟に考える力をつける
- 自分のやり方に固執しすぎず、新しい解法にも適応する姿勢を持つ
3. 国語:場面設定を意識した読解力
共通テストの国語では、探究学習や議論形式などを取り入れた場面設定が登場するケースがあります。このような問題では、本文に没頭して細かい読み込みをするよりも、俯瞰して場面全体の流れを把握しながら読み解く力 が求められます。
たとえば、複数人が議論している形式の問題では、「誰が何を主張しているか」を整理しながら読む必要があります。これは単純な読解力だけではなく、「状況に応じた正解を導く力」を養うことが重要です。
4. 「本質理解」を重視する勉強法
共通テストでは公式や知識を暗記するだけでは不十分です。本質を理解し、問題の誘導に沿って考えを進める力が求められます。特に数学では、「問題文が何を聞いているのか」を瞬時に判断し、適切なアプローチを選べるようになる必要があります。苦手意識のある単元は 解き方の意味や流れを理解 し、柔軟に対応できる力をつけましょう。
5. 2次試験対策とのバランスを意識しよう
国公立大学志望者は2次試験対策を中心に勉強を進めているケースが多いかもしれません。しかし、2次試験対策ばかりに時間を割き、共通テストを軽視するのは危険です。共通テストは独自の出題形式があり、対応するためには 一定の演習量と時間 が必要です。
日々のスケジュールに共通テスト対策の演習を組み込み、バランス良く取り組みましょう。共通テストで8割を安定して取れるようになれば、2次試験対策にも余裕が生まれます。
最後に
共通テストは科目数が多いため、全体のバランスを保ちながら対策を進めることが重要です。特定の科目に偏ることなく、全科目で一定以上の得点を確保することを目標にしましょう。必要に応じて講師や受験アドバイザーに相談し、効果的な対策方法を一緒に見つけていきましょう。