学部紹介 理系編

今回は、3月でお伝えした学部紹介の理系編になります!

まず、理系は大きく分けると、自然界のさまざまな現象に対して研究する理学系か、今までに分かっている法則や原理をもとにモノづくりをする工学系か、食糧問題や環境問題などの解決策を研究する農学系に分けられます。

理学分野とは、 数学科、生物科、環境科学科、物理学科などの学科があたります。実験→仮説→立証を経て謎を解明していきますので、基本的には座学で理論を追求していく学問になります。例えば、素粒子や生命誕生の謎、新元素発見に迫って、自分が立てた仮説が正しいかどうか、試行錯誤しながら証明します。

一方で工学とは、理学で解明された法則や理論を使って、人類や地球に有益なモノを作る学問です。電気・電子工学、機械工学、応用物理学などがあり、新技術を開発していきます。たとえば、電気・電子工学はクリーンエネルギーやリニアモーターカー、情報工学ではSNS、医用工学は手術用ロボットの開発などに取り組んでいます。

また農学系は、農学以外に獣医学、畜産学、水産学分野を内包し、大地や海洋をメインに科学的に研究することで、持続可能社会の基礎へとつながる学問です。牧場や漁業、獣医獣医師のような現場で働きたい人向けの資格取得だけでなく、家畜の伝染病の研究や人体用・動物用衣料品の開発、品種改良にも携われます。農学系に共通するのは、環境に配慮したうえで動植物を安全に増やしていくことですので、地球規模の環境問題に興味のある人は、特に調べてみてください。

理系学部は名称の違いが大きく、名前だけでは何を学ぶ学部なのかいまいちピンときません。その学部学科が示す学問領域が3つのうちのどれにあたるのか、よく調べて志望校を決めていきましょう!

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