命蠢(うごめ)く

先週、午後からの休暇を利用して、
神谷町(虎ノ門)にある美術館に行きました。


コロナ対策を考え、平日の午後に行ったので、
「密」を避けることができました!

秘密のアジトのような地下へと続く階段を下りていくと、
「ここだけ撮影OK」の作品がありましたので、
バシャバシャと取りました。

確かに地底で「蠢いている」感じでした。

「萩焼」という陶器の展示会なのですが、
「器」というよりも「アート」のジャンルに入ります。
代々続く「三輪窯」の当主「休雪」という称号(家督)は
現在、十三代まで続いています。

三輪龍氣生さんは、十二代 三輪休雪として、
2003年から2019年まで様々な意欲作を
発表されました。

私は2009年に福岡で行われた展示会に
たまたま旅行のついでに見に行ったら、
その作品群に圧倒され、速攻で分厚い図録を購入し、
幸運にもご本人と会うことができ、
図録にサインと握手をして頂きました。

2019年に実弟に「休雪」の称号を譲って、
「龍氣生」という名前で、更に素晴らしい作品を
発表されています。

萩焼と思えないような造形や極彩色は、
多くの人を魅了しています。
「伝統と革新」という意味を考えたい方には
おすすめしたいです。
関心のある人は調べてみて下さい。

ほんとうは今月、ご本人のトークショウがあったようですが、
コロナ禍の影響で来月に延期したそうです。
タイミングが合えば、行ってみたいです。

今回も図録を購入しました。
墨書で立派なサインが入っていました。
そういえば、12年前にサインを求めたとき、
持参したマジックを固辞して毛筆で書いてくださいました。
「いやあ、マジックで書くと、何か芸能人みたいでね…」
と言っていたことを思い出しました。


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