経験と想像

明日から冬期講習ですが、その前に三者面談や個人面談で
受験校について話し合いを続けています。

受験校を選ぶにあたって、大抵は3つのレベルに分けて考えます。

「チャレンジ校」「実力相当校」「スベリ止め校」です。

「第一志望校=チャレンジ校」ということが多く、
特にその思いが強いと、そこしか見えない、

という受験生もいます。

しかし、浪人する生徒の中で
少なからず「あの時の自分に言ってやりたい」
と思うことがあります。
俗にいう「後悔、先に立たず」です。

受験校を選ぶとき、
浪人生であれば「経験」があります。
自分の成績状況を見ながら受験校のバランスを考えて、

同じ大学に再挑戦であれば、会場や受験生の雰囲気が
分かった上で対策を立てられると思います。

高校生であれば、「想像」の域です。
「正確な想像」ができるよう、情報収集につとめ
堅実な受験校選択とともに、少しずつ受験になれて
本命受験に臨む、というのが理想でしょう。

もちろん、高卒生でも「早稲田しか見えない」という生徒もいます。
ただ、その気持ちをもう少し深掘りをしてみると、
早稲田以外の大学で失敗するのが怖いという
現実逃避という側面を持つ場合もあります。

スベリ止めを選ぶことも、勇気がいることです。
逆にその勇気がないと、第一志望に合格できる力の有無を
自ら疑ってしまうことになります。
自分に不都合な状況を分析する力も
合格に欠かせない能力の一つと考えてほしいと思います。

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