暑くて、少しだけ静かな夏です。
 確か昨年も「暑くて静かな夏」だったような気がします。
 
 去年の夏は
 「きっと来年の夏はコロナも終息して、
 元の生活に戻っているだろう」という、
 ぼんやりとした期待がありました。
 
 ところが、今年の夏は、感染者数など、より厳しい状況で
 「静かな夏」を強いられています。
 少しだけ違うのは、「怖さ」に慣れたのか、
 非常時ということが常態化したせいか、
 イベントは部分的に開催されています。
 テレビでは東京オリンピックの競技結果で
 一喜一憂する様子が目立ちますが、
 どこか別の世界で行われているような
 そんな錯覚もおぼえます。
 
 正式なイベントは何をやるにも、
 前後左右上下と、周りの目を気にしながら、
 そろり、そろりと、
 そうでないものは、「密」などお構いなしに
 わいわいガヤガヤと、というコントラストが目立ちます。
 
 大学生は半分、短大生は全て、高校生は3分の2まで
 学生生活をコロナに振り回されています。
 
 さて、来年の今頃はどうなっているでしょうか。
 想像がまったくつきません…。