「ビュリダンのロバ(Buridan’s ass)」とも言うようです。
昔、どこかの入試問題に出ていました。
おなかを空かせたロバが、左右に同じ距離に干草を見つけ、
どっちを選ぼうか迷い、結局選びきれず餓死してしまう、といった話です。
選ぶに選べない。そんな心理を反映した例え話です。
さて、受験校の相談をする際、どっちか迷うことがあります。
例えば、学部は決まったが、学科はどうするか・・・。
どっちが合格しやすいか、いや、隔年現象があるか・・・。
真面目な人ほど、迷います。
そんな時のアドバイスは、「初志貫徹」です。
皆さんは、今年1年、何のために努力をしましたか。
解ける・解けないで一喜一憂し、時には涙した人もいるでしょう。
勿論、アチーブメント・テストや模擬試験のデータは正直です。
可能性に不安を感じる人もいるでしょう。
しかし、その結果やデータから「学んで―克服して」
合格を得た人は数多くいます。
逆にそこから学ばなければ、勝てません。A判定でも・・・。
以前いた生徒で、早稲田大学教育学部を志望していた生徒がいました。
本人は、国語が苦手でしたが、国語国文科を希望していました。
受験校の相談の際、英語が得意だったこともあり、
「英語英文科を選んだ方が良いでしょうか」と相談に来ました。
ご存知のとおり、英語英文科は英語、国語国文科は国語を
標準化後、1.5倍換算されます。
夏に毎朝古文の単語テストをコツコツこなし、
一生懸命努力をしている姿を見ていましたので、
「初志貫徹」をアドバイスしました。
見事、国語国文科に合格しました。
勿論、学科選びは、決して単純ではありません。
不安がありましたら、遠慮なく相談に来て下さい。(^O^)/
※2010年12月にアップしたものを再掲しました。