本日で2月は終わり、明日から3月です。
 そして3月11日は、東日本大震災発生から10年となります。
 
 今の受験生の皆さんは小学生の頃だったと思います。
 当時、校舎ではテストをやっていて、14:45頃に
 大きな地震が2度ありました。
 
 面談していた生徒に、テーブルの下に入ってもらい、
 退出路の確保のため、入口の自動ドアの電源を切って、
 開けたままにしました。
 幸い、建物には損傷や影響はありませんでした。
 
 電気は通じましたが、電話はつながりにくく、
 交通機関も混乱していました。
 教職員が手分けして、生徒を送り届けました。
 
 その日は校舎で夜明かしをしました。
 朝には交通機関もある程度復旧していました。
 
 数日後、原発事故のニュースが毎日流れました。
 大学では卒業式や入学式が中止になりました。
 
 それ以来、「変わった」印象を受けました。
 活気があり、きらびやかだった街頭は、
 節電でほんのり明るいだけになり、
 計画停電や交通機関の減便など、
 縮こまった「空気」があったように思います。
 
 振り返って見ると、今のコロナ禍の状況と
 似ている部分もあるような気がします。
 
 先行き不透明な時代だからこそ、
 新しい門出を迎える皆さんに、エールを送りたいと思います。
 ガンバレー!!