花は咲く

公園や広場を彩る様々な花は、咲きません。
正確にいうと、その場所では咲きません。
造園業の方が咲いた花を植えてらっしゃるのです。

休日の公園の中の、ごく一般的な風景であっても、
すべては「自然」ではなく、「つくられたもの」であることに
少し感じるものがあります。

東京本校の入口には、木樽のような植木鉢があり、
今年の1月に公園のように花を植えました。
寒さに強い品種で勧められて4月くらいまで花が咲いていました。

季節が変わり、ご飯に巻いたら美味しそうな(実際はできませんが…)
青々とした大きな葉っぱが残り、暑い季節になったら植え替えかなあ、
と思ったら、なんと今日、小さいながらも赤い花を咲かせていました!

雨が当たる場所でもあり、清掃の方や職員も日を欠かすことなく
水やりをした成果なのかなあ、と思いました。
恐らく、「花が咲く」という期待値は決して高くなく、
習慣の一つとして、その所作があったのだと思います。

意識はしながら、(過度の)期待はしない。
でも毎日欠かさずに続ける。
何となく受験勉強にも通じるような気がします。

受験生の皆さん、校舎に入る前に、
少し視線を落として見てください。
小さな赤い花が、皆さんを勇気づけてくれると思います。




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