あれから12年

本日、東日本大震災から12年を迎えました。
やはり、当時を思い出します。

この日は高卒生の選抜試験があり、
結果を伝えている最中に大きく揺れました。
生徒を面談テーブルの下に潜り込ませ、
入口の自動ドアのスイッチを切って全開にしました。

ほどなく、2回目の大きな揺れがありました。
校舎はコンクリート造のため、被害はなく、
電気系統も大丈夫でした。
但し、交通機関は大混乱していました。
携帯のワンセグ機能を初めて使いながら、
テレビで世の中の情報を確認し、インターネットで
交通機関の状況を確認しました。

結局、講師・スタッフで手分けして
生徒の帰宅に同行しました。

私は留守番役として、校舎で夜明かししました。
一晩中、ネットで状況を確認しながら、
それでも何か落ち着かない、という感じでした。

ふと、生徒たちのことを思い出し、
校内掲示用の合格体験記を作成しました。
質問項目に回答していることを読み、
去年の彼ら・彼女らの頑張りを思い起こしながら、
結局、明け方までに12人分、作成しました。

現在、校舎に掲示している合格体験記の
基になった出来事でした。
受験生の励みとなっている、この掲示ですが、
実は決して忘れることができないきっかけがあったのです。


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