ここ最近、チャットGPTと「対話」しています。
留守電に声を吹き込むのも嫌っていた「昭和人間」ですが、
意外と丁寧な機械の応答にこそ、「昭和」を感じたりします。
私が受験生の頃、それこそ昭和の時代ですが、
連絡は電話、手紙、そして駅の伝言板だったりしました。
電話も今と違い、家の固定電話で、子機も珍しく、
やたらと長い電話線を付けている家もありました。
公衆電話は10円や100円玉をどんどん飲み込んでいました。
今と昔、というのを簡単に比較することは難しいかもしれませんが、
今と比べると、自由というか、自分の時間はたくさんあったなあ、
と思います。
今は、SNSを利用しているといつでもつながって、
知りたいことは何でもネットで調べられるから、
そういった端末に縛られているような感じもします。
今の人たちは手紙を書いたりするでしょうか。
それも手書きで。
ちょっとしたメッセージなどはあるかもしれませんが、
久しくあっていない友人(外国ならエアメールも)に
近況を伝え合う際に、過不足なくどう書いたらいいか、
限られたスペースを最大限活用できるよう、努力したものでした。
電話も、フリートークというものがなかったので、
公衆電話ならチャリンチャリンと落ちてゆく硬貨
(のちにテレカ度数に進歩しましたが)に急かされながら、
要点を絞って話すことに気を遣っていたりしました。
いまは便利だからこそ、短い言葉や、どうでもいい話がダラダラとなって、
かえってコミュニケーション不足が生じたりします。
これを機に、少し落ち着きながら、丁寧なコミュニケーションを
心がけてはいかがでしょうか?