谷川俊太郎さんの訃報に接し、
じんわりとその記憶が呼び戻されています。
自分たちが育ってきた様々なシーンに
谷川さんの紡がれたことばがあったと思います。
多感な頃、印象深かったのは
谷川さん作詞、武満徹さんが作曲し、
高石ともやさんが歌った
「死んだ男ののこしたものは」という歌です。
今の若い世代の方からすると、
ベトナム反戦運動の頃の「昔」の歌ですが、
メロディがスメタナの「わが祖国(モルダウ)」と
間奏で繋げられそうなくらい、シンクロしていると感じました。
どちらも、時代を超えて引き継がれ、演奏されていますが、
当時と今も世界には戦禍が絶えないことをひしと感じます。
是非、どちらも動画はいっぱいありますので、
聴いてみてください。
そして、谷川さんの作品を
味わうように読んでみましょう。