蹉跌を糧に

パリ五輪で、活躍が期待されていた選手が
未成年での喫煙・飲酒がもとで出場できなくなったそうです。
声明文には「本人も深く反省しており」とあったので、
悪いと分かって、やっていたのでしょう。
詳細は分かりませんが、立ち直って頑張ってほしいと思います。

私が高校生の頃、「昭和の時代」には、
そんな未成年の「やらかし」は、たくさんありました。
住んでいたのが、東京はA立区だったせいか、
それは日常茶飯事でした。

「こら、だめじゃないか」
「すんません」
「以後、気をつけろよ」
「あい」
大抵はそれで済みました。

それなりに叱られ、それなりに罰を与えられ、
それなりに反省しました。
(いや、反省したふりだったかもしれません)
※ちなみに叱られた後、学校から送られてきた手紙で
「酩酊(めいてい)」という字を知りました…。勉強になりました。

この手の「やらかし」は、振り返ったとき、
楽しいとまでは言えないまでも、
嫌な思い出にはなっていません。
ああ、青かったなあ、と苦笑する感じでしょうか。

今回の五輪選手の件は、
「やらかし」よりもずっと、罰が大きくなってしまいました。
思い出すことも憚れる感じになってしまったのかもしれません。
ちなみに「やらかし」は「罪」とは違います。
人生にたまにふりかけられる香ばしい「スパイス」のような
ものだと思います。

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