体験記・アドバイスの陥穽

正月休みも終わり、街並みも通常モードになっています。
今日の通勤ラッシュはこたえました…。

センターまで2週間を切り、
私立大学の出願もスタートしました。
いよいよ「直前」です。

この時期に当然「不安」や「あせり」はあると思います。
こんな時にできる最善のアドバイスは
「やれることは目一杯やりましょう」ということです。
この時期だからこそ、何か特別な方法や楽な方法がないかと
気持ちがブレブレになってしまうことがあります。

〇〇大に合格したあの人の、とか
〇〇大に合格させたあの人が、という体験記・アドバイスが
目に入るかもしれません。
時にその内容が、「効率的で」「楽そうな」ものに
目が行くかもしれません。
そしてなぜか、そんな内容の体験記やアドバイスを
探すようになってしまいます。
これは「こわいこと」でもあります。
いつの間にか「自分にとって都合のいい体験記・アドバイス」を
選ぶようになってしまうからです。

世の中に出回るそういった体験記・アドバイスは
「間違い」ではないと思います。
そして「正解」でもありません。
そもそも(絶対的な)「正解」はないと思います。
特に個人の体験記はその人のストーリーであって、
万人に当てはまるとは言い切れません。
「効率的で」「楽そうな」勉強で合格した人は、
前提条件として、すでに何かが備わっている可能性だってあります。
探してたどり着いてみている受験生とは
ひょっとすると「真逆」の状態かもしれません。
いうなれば「観客モード」になってしまいます。
いや、受験生は「当事者」なんです。

直前期の今はとにかく「やれることは目一杯やりましょう」。

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