「おまかせ」と「おしきせ」との綱引き

衆議院選挙が今月27日(日)に行われます。

前回の投票率は半分程度(55%ちょっと)
45%くらいの方は投票していません。
そして今のような時期になると、
「白票(投票しないこと)」も意思表示のひとつだ、
という“都市伝説”が流布されます。

世の中を司(つかさど)る仕事は、
みんなができることではありません。
それを天職とする“政治家”に頼んだぞ、と
「おまかせ(お任せ)」をするのが投票です。
政策の是非、容姿の美醜、人格の優劣等、
判断基準は様々ですが、それでも「選ぶ」ことが大切です。

一方で“政治家”さんも、最近では、
天職というには憚(はばか)れるような事態になっています。
約束したことと違うことや、
「どこか」や「だれか」の利得のなるようなことに執心し、
無辜(むこ)たる民に不合理の「おしきせ(お仕着せ)」をしたりします。

つまるところ選挙での投票は、
有権者の「お任せ」と
“政治家”の「お仕着せ」の間にある
綱の引き合いのようなものではないでしょうか。
「白票」のような、綱の持ち手がいなくなると、
相手は好きなだけ引きずり込むことができてしまいます。

27日(日)、校舎は休館日です。
投票権のある学生は、綱を引きに行きましょう。

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